あわや、詐欺!

やられました。小切手盗難&悪用未遂。

事務所の口座を開いている東京三菱銀行ロンドン支店のお姉さんから、職場に電話がかかってきた。
「Mr ○○○宛ての2,986ポンドという小切手を切っていらっしゃいますでしょうか」
数字が半端なところがリアルな感じもするが、しかしその宛名には正直なところ覚えがない。
この国のこの事務所において、ほとんどの支払いは小切手で行われる。そして事務所を代表してその小切手にサインをするのは私である。もっともサインする小切手を用意してくれるのは経理の主担当となっている同僚であって、私は彼女が持ってきてくれる支払いの書類にざっと目を通し、サインするだけなのだが。最近は毎日のように小切手を切っているので、全部の支払いを記憶しているわけではない。ないのだが、しかし個人宛に小切手を切ることはまずほとんどない。
う〜ん、なんだろう?
電話がかかってきた時はちょうど経理担当がつかまらなかったので、小切手の詳細をメモしていったん電話を切り、彼女に説明して再度銀行に電話をかけてもらった。
すると、銀行ではその小切手を現金化しようとしたところ、登録してあったサインとまったく合わないので、不審に思って連絡を寄越したとのこと。しかもその小切手に振ってある番号は、現在事務所が使っている小切手帳とは合わない。少し前、小切手帳の発行を銀行に依頼したのに届かなかったことがあったのだが、どうやらそれはどこかで盗まれ、今回悪用されたらしい。
銀行のお姉さんは即刻、その紛失した小切手帳をキャンセルしてくれたので、以後このようなことは発生しないであろう。

まず、東京三菱の窓口のスタッフによる水際の摘発に感謝。彼らの仕事として、当然といえば当然なのだが・・・
ちゃんと仕事してるじゃん!やるじゃんトウミツ!さすが邦銀!
と言ってしまいたくなる、イギリスとはそんな国である。