定期券をなくした!その顛末 2

akiko_uk2006-06-12

前日からの続きです。

定期券を落としたらしいと気付いたのが、夜に帰宅する時だったのですが、その日は夕方まで外勤していて、その時にも定期券は使ったので、落としたとすれば、駅から会社までの間か、その後残業の合間に散歩した公園か、オフィスの中か・・・けっこう限られていたのですが、自分の辿った足取りをなぞってみても、それらしきものは全然見当たりません。
仕方なく、地下鉄の窓口で「オイスターカードを落としてしまったみたいなのですが、どうしたらいいですか?」と尋ねたところ、「登録はしてある?あるならこの番号に電話をかけてみて。」と電話番号の書かれた紙切れを渡されました。
自分が登録してあったのかどうか定かではなかったものの、そういえばいちばん最初にオイスターカードを買う時に、証明写真付のカードを作ったなぁ、あれって登録したことになってるのかなぁ。などと思いながら、電話をかけてみました。
電話は、例によって自動応答型です。「紛失については1を、金額については2を、その他は7を押してください」式にずっと進めていく、あれです。10分くらいかかって調べてわかったことは、「登録してある人がオイスターカードを紛失した場合、オイスターカード専用のウェブサイト上で届出をする」ということでした・・・そんなの、最初から言ってよ・・・!

若干キレ気味でウェブサイトにアクセス。幸い、購入時のレシートも保管してあったので、順調に入力。どうやら顔写真入りのカードが本当に登録証だったようで、パスワードも設定してありました。それが「母親の旧姓」というわかりやすいヒント付きだったので、難なくクリア。意外にもあっさりと『あなたのオイスターカードを停止し、新しいカードを送ります』というメッセージを得て、紛失登録終了。

しかし、ここはロンドン。新しいカードなんていつ届くかわかったものではありません。けっ。どーせ忘れた頃に来るに違いない。かなり厭世的になりながら、全然期待しないで待つことにしました。

ところが!なんと登録をした次の日にメールが届き、『新しいカードを作成し発送しました。3日以内に届く予定です』というではありませんか!加えてお客様サービス係から個人的なメッセージも届きました。『お客様のオイスターカードには8.70ポンドがチャージされていました。この分を新しいカードにチャージしなおすことができないため、別途8.70ポンド分の小切手を送付いたします。』

なんと!!
こんなに迅速な対応が得られるなんて!
おまけにチャージしていたお金もペンス単位まできっかり把握されてる!
(それはそれでちょっと恐かったりするが)
それを返してくれると言ってる!

なんだか、イギリスに来て初めて、まともなサービスを受けたような気がしましたよ〜。すっごいうれしかったです。

そしてオイスターカードは2日で手元に届きました。
ただ、小切手が未だに来ないんですがね・・・そろそろ督促してみましょうかね・・・

教訓:長期間使うオイスターカードを作る場合、まず自分を登録すべし。

☆写真は、届いたばかりのオイスターカード。書き出しが「Dear Oyster」となっている送付状付きでした。
なくしたカードのカバーは、今や手に入らない黒だったので、それがちょっと残念ではあります。