バスが停まらない!

akiko_uk2007-12-03

停留所に人が待っているのに、バスが素通りする。
英国在住の方なら必ず一度は経験しているのではないでしょうか。
日本でそんなことが起きようものなら言語道断!会社に抗議の電話が殺到して新聞の投書欄に書かれて・・・となりそうなものですが、こちらではそれほどめずらしいことではありません。
もちろん、車内が満員と運転手が判断したため、という場合もあり得ますが、今日私の目の前で行ってしまったバスはガラ空きでした。
理由はよくわかりません。「自分のシフトがもうちょっとで終わる!きりのいいところで終わるためにも、ここはかっとばして行っとくか!」みたいな運転手のジコチューな都合なんじゃないかと想像しています。
で、今日の場合、私の他にイギリス人女性が1人と、インド系の女性2人が同じバス停にいて、同じバスを待っていました。そして手を上げて合図したのにもかかわらず、バスが減速もせず行ってしまったのを見て、全員が口々に「えーっ!」「ちょっとー!」と声をあげた直後、イギリス人女性はおもむろに「抗議の電話をかけるわ。みんなもやるべきよ!」と言い始めました。インド人のひとりが「バスのプレート番号は?」と聞くと、イギリス人は「今見たわ。3×××よ。今メモって渡すから、あなたも電話してね!こういうことは声をあげないと変わらないのよ!」と、妙に慣れた対応です。すでにこういう抗議は何度かやっているのだそうです。
私は・・・その3人よりも後からバス停に着いて、ちょっと離れた所に立っていたこともあり、3人のやりとりを眺めるだけでした。「私も電話するから教えて!」と割り込む勇気を出せば良いのかな、と思いつつ、見ているだけでした。でも、チッと舌打ちして黙っているイギリス人が少なくない中、こういう人もいるのだなぁと、感心していたのでした。

☆今日の写真はクリスマスウィンドー第13弾、キングス・ロードの洋服屋Fenn Wright Manson。白くて巨大な雪の結晶型の飾りがきらきらしてました。