末席の会 in ローマ

akiko_uk2007-11-30


11月も今日でおしまい。いよいよ師走ですねぇ。
来週から3週間、助成事業の申請書の審査に来年度事業計画作り・・・それを全部やり遂げなくてはなりません。しかも新しい所長は細かいところをチェックしたいタイプ。審査に時間がかかりそう・・・ああしんど。

まずは今日の写真。クリスマスウィンドー第11弾。またまたDaisy and Tomの別のウィンドーです。このウィンドーは、ピーターラビット&うさぎ系のようです。中央左の青いジャケットを着たうさぎのぬいぐるみがピーター、その後ろはあひるのジャミーマ。横のカエルは・・・名前忘れました。このウィンドーだけ、ちょっと地味なんですよねぇ。

さてさて、予告どおり、先週末は1泊2日でローマに行ってきました!ヨーロッパにある事務所のヒラ職員が集まる「末席の会」です。
今回はローマのホストが2名(男性の先輩=ローマ先輩と、女性の後輩=ローマちゃん)、ブダペストさん、ベルリンさん、ウィーンさん、そしてロンドンから私。

初日はまずローマ日本文化会館に集合。たまたま本社から出張してきていた同僚も一緒にランチ。のっけからおいしさ全開のイタリアンに衝撃を受けます。生のポルチーニ茸が入ったパスタにビックリ。生のポルチーニって初めて食べたかも。しゃきっという口当たりとともに、乾燥ポルチーニをまとめて10個分くらい一気にほおばったかのような強い香りが口の中に広がります。
ランチのは日本に帰国するためそのまま空港に向かう同僚を見送って、女性陣はいったんローマちゃんのお家に荷物を置きに移動。夜はそこに泊めてもらうのです。
その後、ローマにしてはちょっと変わった家並みからリトル・ロンドン(でしたっけ?)と呼ばれる通りにあるローマ先輩宅にしばしお邪魔して、お宅拝見。建物の最上階にあって、屋上も使えるんだそうです。ステキ!ローマさんのお部屋に入り浸っている大家さんの猫がかわいかったです。
今回はローマ初体験のブダペストさんがいることもあり、ローマ観光の王道をつきすすむことになった私たち。まず目指すのはコロッセオです。コロッセオ前の大通りがデモ行進のため車通行止めになっていたため、正面にコロッセオを見据えながら歩いて向かうことができました。コロッセオは閉館時間をわずかに過ぎていたため入場できませんでしたが、外から見るだけでもその偉大さを体感できます。
そこから徒歩で元老院の門などを見て、ローマ市議会の建物のある丘にのぼって夜景を楽しみ(そういえば満月もきれいでした)、更にそこから歩いて、トレビの泉〜スペイン階段〜ベネト通りを散策。その後、レストランで夕食。

夕食が終わって、ブラブラ歩いてポポロ広場を抜け、市電に乗ってローマ先輩宅の近くまで行って、男性陣とお別れし、女性はローマちゃんのお車で帰宅。
ローマちゃんのお家はとってもステキなマンションです。中庭が広くて、建物も良い具合に年季が入っていて(かといって古すぎず)。お部屋もオーナーさんのテイストの壁の色や電灯がステキです。オーナーさんの書棚、ものすごい量の本が圧巻でした。ロンドンではあくまでも貸すために家具を揃えている家が多いのと比べて、ローマでは大家さんがいつでも住めるような状態で貸すのが多いのかしら、と思われました。みんな今日は朝早起きだったし、たくさん歩いたので、ちょこっとおしゃべりした後はシャワーをあびてすぐお休みでした。

2日目。朝ごはんにコーヒーとパネトーネをいただきました。とってもイタリアンな一日の始まりです。
ローマ先輩宅まで行き、そこから一同ナボナ広場方面へ。まずはローマ一美味しいジェラートの店といわれる「ジョリッティ」にてジェラートを堪能!お昼前だからお店が空いていてゆっくり選べました!季節によってフレーバーも変わるみたいですね。「柿」なんてのもありました。イタリア語だと「cachi」でしたっけ?
そこから歩いてパンテオン。私はお正月、このパンテオンの前でカメラをすられたのです。絶対手放すものかとカメラを握る手に力が入ります。今回はなにごとも起きませんでした。しかしパンテオンもいつ見ても壮大な建物ですね。
それから今度はエスプレッソの美味しいお店「Sant Eustachio」にて、完璧なカプチーノをいただきました。このお店で売っているコーヒービーンチョコもやみつきになる美味しさ、私はチョコとコーヒーの粉を購入。
そこからまた歩いて、フランチェージ教会でカラバッジョ「聖マタイの召命」を鑑賞。お正月にも見ましたが、全然見飽きない絵ですね。というかまだ見たりない感じすらします。
雨上がりのナボナ広場を歩いて(中央の噴水は工事中)、車でバチカンへ移動。と、日曜は午後2時からでないと一般の観光客はサン・ピエトロの中に入れないということで、その前にランチタイム。偶然すれちがったローマちゃんのお知り合いのお連れの方が教えてくれた食堂へ行きました。食べ終わってサン・ピエトロ広場に行くと、すでに広場を半周するほどの行列ができていてビックリ。ちょっと並ぶ気も失せますよねぇ。というわけで、広場をブラブラ歩いて写真を撮って、おしまい。個人的には、スイス衛兵のズボンの裾がどうなっているのかが確認できて楽しかったです。極端なベルボトム、というか、足首まではストレートで、その先は靴の上部にかぶさるよう広がっているのでした。ローマ先輩とはここでお別れ。

さて、バチカンを出て(横目でサンタンジェロの天使を見て)、今度は「真実の口」へ。教会を見て、口に手を入れる同僚を外から撮影。お次は丘の上にあるマルタ騎士団の宮殿。閉じられた正門の鍵穴を覗くと、真正面にはあの○○○○○○寺院が・・・!というオモシロスポット。けっこう有名なんですね。私も2回目でした。しかし鍵穴の向こうに広がる風景を写真に撮るのって難しいですね。そのまま、並びのオランジェリー(?)公園で更にローマの風景を堪能。
旅もラストに近づいてきました。ここからはずっとローマちゃんの運転で、チルコ・マッシモやカラカラ浴場のそばを通り過ぎて、アッピア街道をちょっと走ってもらいました。クォ・ヴァディス教会(地図などを見ると「Chiesa del Domine Quo Vadis ?」とちゃんとはてなマークもついているんですね)を5分ほど見学。私は、光の加減が悪い場所に立っていたためか、同僚に指差して教えてもらうまでキリストの足跡が見えず(なんにもない石に見えた)、ちょっと不届き者になったような感覚をおぼえました。
外はすでに暗くなり、そろそろ空港に向かわなくてはなりません。ローマちゃんの運転で一同フィウミチーノ空港へ。だいたいみんな前後2時間の間に出発なのでした。ひとり、またひとりでゲートへ去ってゆくのを見送る(または見送られる)あの時間は、またそれぞれの生活に戻っていくんだなぁと思って、別れるのが寂しい気持ちが少しと、みんなまた明日から頑張って!と応援したい気持ちとが混じって、日本ではちょっと経験しない独特の感慨がわいてくるのです。

皆さん、今回も本当にありがとうございました。特にローマのおふたりには、心から感謝しています!また会いましょうね〜!