ロンドン市内を縦横に走るバス。けっこう便利ですが、日本人の間ではよく「だってアナウンスないから不安よね」というコメントが聞かれます。日本ならどんなバスに乗っても『次は、○○前、○○前。△△薬局へお越しの方は、こちらでお降りください』って言いますよね(そんな宣伝はなかったでしたっけ?)。実際、乗り慣れない路線に乗る時は、外の景色を必死に見回して「あれ、次かな?」ってなります。もっとも、こちらの人は割りと気軽に運転手さんに「××のバス停に着いたら教えて」と頼んでます。実際、運転手さんは目的のバス停に停まると「××だよ!」と叫んで教えてくれます(この町ではバスの運転手さんがマイクを使うという発想はないようです)。
ところが。なんと。最近、車内アナウンス(録音テープ)&車内電光掲示板で次のバス停を知らせるシステムを搭載したバスが走るようになりました。最近、駅と自宅の間で乗ることが多い49番で最初に体験した時は、ついに来たかと本当に感激しました。もっとも、宣伝広告は一切なく、その代わり、やたらと「不審物を見かけたら、ただちに運転手か警察に連絡しましょう」っていうセリフを各バス停の間で流すところが、現代の英国らしいといえば英国らしいとも言えます。

それにしても未だに理解不能なのが、地下鉄で『駅が閉鎖中なので停まらず通過する』という現象が突然発生することです。その理由が、「fire alarm(火災通報)」だったりするのはまだわかるとしても、「staff shortage(駅員の不足?)」や「too many passengers(混雑しすぎ?)」っていうのは、なんじゃそりゃ??っていつも思います。日本では考えられないですよね。

ちなみに、たまに「person under the train」で遅延、というアナウンスも聞きます。つまり人身事故ということでしょうか。妙にストレートな表現というか。