この期に及んで英検を受けてみました。
英国でも、会場はロンドン1ヶ所のみですが、受験することができます。
どうして英検を今?
何となく記事が目に留まって。
英検今まで一度もやったことなかったし。
準備体操なしにいきなり1級を受けて足が攣るより、まずは準1で様子見てみよう。
そんな感じでした。

でも英検はおろか、久しく「試験」らしいものを受けていないので、やっぱり多少は緊張してました。
でも!!
会場に行ってビックリ。ほんとビックリ。
何がって、
準1級受験生約200人のうち、約7割は小学生だったこと。
残り3割のうち、2.5割が中高生
大人は数えるほどしかいません。
準1級で、こんなにがきんちょお子さんが多いとは、つゆほども思っていませんでした。
しかも数少ない大人の相当数は、お子さんと一緒に親子受験のお父さんお母さん。ひぇ〜。

会場は大学の大教室みたいなところに200弱の座席が用意されていまして、そこにずらーっと子供がいる中に、小学校の授業に間違って入ってしまったかのように申し訳なさげに大人が座っている図を、想像してみてください。

そんな場所で、なんだか緊張するのもおかしくなってきまして。
ゆったりと受験させてもらいました。
隣の子が30秒置きに鼻をすするのには多少イライラしましたが。その向こう隣に座って受験してるお父さん!この子に鼻かませてよ!と文句を言っときました(心の中で)。

現在はいかに情報化時代とはいえ、自分でわざわざ英検を見つけてくる奇特な子供はめったにいないと推測されますので、つまりは親御さんか先生がお子さんに「受験させる」わけですよね?
今のうちに取っておけば私立中学受験で有利だったりするのでしょうか。一芸(英語)に秀でている証明として。「お若いのにすごいわね〜!」と言われることも計算に入っているのかしら。
なんだか世知辛いですねぇ。

そういえば英検のウェブサイトに↓こんな注意書きがありまして。
『最近、年少者の受験の増加に伴い、下記のような状況が増え、試験の進行および他の受験者に迷惑がかかるようなケースが出てきております。 保護者の皆様には、小さなお子様が受験される場合には、以下の点にご留意いただくとともに、ご了承の上お申し込みください。
<最近の主な事例>
(1) 解答用紙の記入欄に、生年月日や名前(漢字)、会場名等が書けない。
(2) 問題の指示文が読めない。
(3) 試験中、飽きてしまって、鉛筆を転がしたり騒いだりし出す。』

そんなことになってるの?と不思議でした。今日は実感を伴って「ほんとに年少者の受験が増加してるんだ!」とわかりましたです。もしかしたら3級とか4級には、上の注意書きにあてはまるような子がいたのかなぁ・・・