地下鉄のパフォーマーたち

昨日の夜、帰宅時にいつもの地下鉄に乗っていると、ピカデリー・サーカス駅からだったでしょうか、ラジカセを持ったアフリカ系のおじさん(お兄さん?年齢不詳)が乗ってきました。私はドアのすぐ横の座席に座っていたのですが、その人はおもむろにラジカセのスイッチを入れて、あろうことか「みんなハッピーになろうぜぃ」みたいなことを叫ぶと女性ボーカルのソウル系の音楽にあわせてタップダンスを始めました。他の乗客もビビッていましたが、そこはロンドン、みんな冷静なふりをしています。やがてその男性はタップを踏みながら座席の間を進み、次のドア前の空間へ移動。そこで初めて、投げ銭を入れる帽子を持っているのが見えました。
ふーむ、新手のパフォーマー
しかし本物のタップシューズ履いてました。

今日の夜、サウスケンジントン駅構内では、ウクレレ+口笛の演奏をやってました。ロンドンの地下鉄駅構内には、ミュージシャンが演奏するためのスポットがあちこちの駅にありまして、サウケンのそのスポットでも実に色々なミュージシャンが演奏しています。常連さんとしては、電子ピアノの女性(たいていクラシック音楽を弾いているけれど、いつも「今、練習中ですか?」と聞きたくなるくらい下手)や、小型ハープのおじさん(出会う時の2回に1回はセリーヌ・ディオンの『タイタニック』の主題歌を弾いている)やサックス演奏のアフリカ系男性などなど。時折日本人の男性が日本語でフォークっぽい歌を唄っています。今日のウクレレさんは初の出会い。この人もなんとなく日本人男性のようにも見えたのですが、無視して通り過ぎてしまいました。このスポットでクリスマス前には、サンタの衣装を着た若いお兄さんが何か演奏してました。何をやっていたのか全然思い出せないけれど、横に置いた台の上に顔が書いてある掃除機(こちらではよく見かけます)のホースにサックスをつないで、掃除機君がサックスを吹いているように見せていたことだけは覚えています。ホントにサックスの音も聴こえていたのですが、あれはどうやって音出してたんでしょう?