進展

今週に入って、やっと冬らしくなりました。
ロンドンはこの冬はじめての本格的な冷え込みを経験しています。夜の気温は1度とか。
今日は湿度も高いせいか、朝と晩は少し離れた場所が靄(もや)って見えました。
夜、残業を終えて外の通りに踏み出すと、薄い靄がかかった暗い通りをオレンジ色の街灯がぼんやり照らしている光景がありました。ミステリアスな雰囲気に、「霧の都ロンドン」なんていう表現が思わず浮かびます。ビルのドアが実は「どこでもドア」で、知らないうちに違う町に来てしまったみたいな感覚すらおぼえました。たまにはこういう驚きがあるのもいいものですね。

もっとも、「霧の都ロンドン」の「霧」とは、実は霧ではなくてスモッグが多かったらしいですけどね。知り合いの女性が子供の頃は、朝の通学時にバスに乗ると、前を走る車すら見えないくらいスモッグで真っ白だった、と言っていました。

数日前に書いた殺人事件。容疑者の男性2名が警察で事情聴取を受けています。いずれも事件のあった町に住む、30代と40代の男性で、ひとりは麻薬絡みで被害者全員とつながりがあったらしく、もうひとりは赤線の近くに在住、ということです。このまま御用になったらいいのですが、クリスマスも近くなり警察は相当焦っているので、ひとりくらいは犯人じゃない人を捕まえちゃってるかもなぁ、なんて思ってしまいます。