地下鉄の改良

今晩読んだ新聞によれば、市内を走る地下鉄のうち3つの路線で2009年までに新型車両が導入され、同時に1車両分長くなるそうです。新型車両の目玉はなんといっても「エアコン装備」!
いや〜、こんな画期的なニュースはありません。
地下鉄もバスも、基本的にエアコンがないんですもの。

と、ここまで書いて思いましたが、このニュースの主語がどこぞの発展途上国と言われても全然違和感ないですね。
しかし、これはロンドンのニュースですよ、念のため。

しかし2009年かぁ。自分は体験できないかもなぁ。

そんな地下鉄に関して今日「それってどうよ!?」と思ったこと。
今朝のテレビニュースの交通情報。
「ハマースミス&シティ線のウォタールー駅が、混雑しすぎたため(overcrowded)閉鎖中、この影響で同線も運休中です。」
朝の通勤ラッシュ時間に、一体何やってるんですかね。超満員で閉鎖なんて聞いたことないし。ロンドンの地下鉄の駅員が東京で働いたら、もう恐くて毎日閉鎖しちゃいますよ彼らなら。逆に東京メトロがロンドンの地下鉄を運営したらどうなるでしょうか。こんなボロい設備使ってらんねーよ、って放棄されちゃいますかね。

ほんとにねー、地下鉄網は抜本的な改修、それも一から掘り直すくらいのドラスティックな取り組みが必要ですよ。

地下鉄にまつわるお話もうひとつ、最近聞いたもの。セントラル線のボンド・ストリート駅だったでしょうか、そこにあるエスカレーターを、木製のものから金属製のものへ取り替える作業が、6ヶ月という予定のところ、結局延びに延びて、1年と2ヶ月もかかったそうです。同じ頃、日本では、それまで1週間かかるエスカレーターの交換を3日間で終える工法が導入されていたとか。

どうやったらそんなに長い時間をかけることができるのか、理解不能です。いったいどれだけの税金が無駄にされたんでしょう。そしてどうしてロンドンの人たちは、ぶつぶつと文句は言うだけで、ちゃんと抗議しないんでしょう。普段はけっこう自己主張するのに。ほんと不思議です。