憧れのMINI

先週の木曜から昨日まで、日本から友人が遊びに来てくれていました。
ロンドンに来るのは初めてということで、到着翌日の金曜はロンドン観光の王道・大英博物館見学(いきなりひとりで行かせた。だって仕事が休めないんですもの。)。
週末はレンタカーをして、土曜はストーンヘンジ&ソールズベリー、日曜はカンタベリー&その近くの海へ。そのレンタカーというのが、一度は運転してみたかった憧れのMINI!
や〜、うれしかったですよ〜☆ でも写真を1枚も取っていないことに気付いて愕然としております・・・
この国はさすがMINI本国、あっちこっちに走っていますが、レンタカーとなると「高級車」の部類に入ってしまって、扱っているレンタカー屋は意外と限られてしまいます。その上、オートマ限定免許しか持っていない私。AT車のMINIとなると、更に少ないんです。それでも隣駅にあるAVIS系のお店が扱っていることを発見。
しかも、ちょうどカブリオーレ(屋根が自動開閉できて、オープンカーにもなるタイプ)しかなかったのです。この寒い季節にオープンカーで走ることはまずないと思いましたが、それでもMINIに乗れるんだからいいや!ってことですかさず予約しました。
この週末は風が強くて寒かったため、吹きっさらしの丘の上にあるストーンヘンジには、あんまり長居できませんでした。それに午後4時には日没で暗くなっちゃうしね。ソールスベリーの大聖堂では、世界で4つしか残っていないという、かの有名なマグナ・カルタ大憲章の写しを見ました。当時、王様側はウィンザーに、貴族側はステインズという場所に対峙しており、その中間点であるラニーミードで、1215年、大憲章に押印がなされたということですが、そうした地名が今現在も残っていて、訪れることもできるのは面白いですね。もっとお互いが近いのかと思いましたが、ウィンザーとステインズの間は数キロあるようです。でも世界史のひとつの暗記事項でしかなかったものが初めて現実感を伴って見ることができました。あと今回初めて知ったこと。マグナ・カルタはA3版くらいの子牛の皮に小さな文字でびっしり書かれていました。ラテン語で。「イギリスで書かれたのになんで英語っぽくない名前なんだろ」とは確か大学受験の頃にも感じた疑問だったと思いますが、ラテン語で書かれているから名前もラテン語だったんですね。マグナ=大、カルタ=憲章。というわけで、英語ではGreat Chapterと訳すようです。当時、正式な文書はラテン語で書かれていたということでしょうか。平安時代の公文書が漢文で書かれたのと似てませんか。
カンタベリーは大聖堂が本当に見事でした。暗くなってからライトアップされた姿も荘厳で、ただただじっと見ていたくなる感じです。日曜夕方は快晴で、大聖堂と、そのの斜め上に見えるほぼ満月の月だけが明るいのが印象的でした。カンタベリーの旧市街も中世の町並みをきれいに残していて趣があり、もっとゆっくり訪れたいと思いました。