レインダンス映画祭

先週金曜からスタートしたレインダンス映画祭。短編やアニメも含めたインディペンデント作品をたくさん集めた映画祭ですね。例年日本映画も複数上映されています。

その中でこの日観たのは英国人監督によるドキュメンタリー
The Great Happiness Space: Tale of an Osaka Love Thief
大阪はミナミにあるホストクラブ「カフェらっきょ」(日本語でこう書くんでしょうか)のホストや、常連の女性客へのインタビューと、お店の表裏の様子のドキュメントによって構成されています。
感想:かなり面白かったです。なんせホストクラブとは無縁の生活を送ってきた私。加えて大阪のノリはまた新鮮で。それにホスト道も奥が深いのです。お店はお客さんが楽しい時間を過ごす場所、夢を見れるネバーランド。お気に入りのホストといつか特別な関係になれるかもしれないという期待をいかに長くひっぱってお客をつなぎとめておけるかがホストの腕の見せ所。でも長くつきあうほど情も出てきて「そんなにお金使わないでいいから」と言わずにはいられなくなることもある。お客の要望に応えて、多い時には一晩でシャンパン10本も一気飲みしなきゃいけない時もある。ホスト稼業って、身体張ってやらないと続かないしんどい仕事。ほんとは癒してくれる彼女がほしいけど、他人を信じられなくなっている自分がいる。
いやー、勉強になりました。
それと、インタビューを受ける若者たち(ほんと、ホストもお客もみんな絶対20代ですよね?)がよくもここまで本音を正直に、赤裸々に語るものだなぁという点でひどく感心。監督さん、どうやってこれ撮影したんだろう。相手が外国人だと逆に話しやすいのかな?後で見たら「このホスト、私のことこんな風に思ってたの!?」って驚愕する常連客もいるんじゃないかと思うのですが、日本では上映されないんですかね?

映画の後は、大使館広報文化センターの皆さんとの懇親会。最近新しい方が赴任していらしたので、歓迎会もかねて。