定期券をなくした!その顛末

ロンドン市内を移動するには、1回毎に乗車券を購入するより、1日券、1週間券などを購入するほうがお得です。それが1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年などになれば尚更です。
乗車区間をはっきり指定する日本の定期券と異なり、こちらではゾーンがベースになります。私の場合、日頃もっとも移動するのがゾーン1の中なので、「ゾーン1の定期券」という風に買いますし、ゾーン3に住んでいる人なら「ゾーン1・2・3の定期券」ということになります。
この定期券のメリットは、指定されたゾーン内であれば、どこへでも、何回でも乗ることが可能で、地下鉄のみならずバスも共通で使えるようになっています。
この定期券、名前がOyster Cardといいます。
オイスター?って牡蠣なんでそんな名前
と思ったのですが、辞書で調べてみると、

『思いのままに[好きなように・自由{じゆう}に]できるもの、お手のもの、利益{りえき}が得られるもの<例>The world is my oyster. 世界[この世]は私の思いのままだ。』

という意味もあるそうで、どうもそこから来てきると思われます。

さて、このロンドンを思いのままに行動する自由人のためのカード、長期間のものを買うほどにお得ということで、4月に思い切って「1年券」を購入しました。888ポンド(おめでたい数字かもしれませんが、約18万円)近くしました。365日に均せば割安とはいえ、一度に買うとやっぱりけっこう大きなお買い物です。
ところが、この定期券を買ってちょうど1ヶ月ほどたった頃、あろうことか紛失!どうやら鞄から荷物を出したりしている時に落としてしまったようなのです。