旅・アイルランド④

akiko_uk2006-04-16

4日目。
どういうわけかとっても疲れていて、お昼前まで眠ってしまった。
今日は終日市内観光。
LUASの停留所に行くと「街中でパレード中だからそっち方面の電車は今止っている」とのこと。
歩いてO'Connell Stに続く橋まで行き、そこでパレードを見物。
パレードというのはつまり軍隊のパレードなんだ。
鼓笛隊が通り、戦車、歩兵隊が通り、今度は海軍がボートを車に乗せて通り、そして頭上には時折空軍の様々な飛行機が飛ぶ。UN軍に参加していることを表す山車みたいなものも。
こうしたパレードは1960年代までは毎年、イースターに行われていたが、北アイルランドとの関係が微妙になってからはずっと途絶えていたそうだ。軍隊もパレードどころではないと。でも最近IRAが完全武装解除を宣言したため、今年は何十年ぶりにパレードを再開することができたそうだ。アイルランド人に混じってパレードを見ていても、人々がどう感じているのかわからなかったが、やっぱり平和になった、またパレードができるようになった、と歓迎している人が多いのかもしれない。
パレードが終わったのでそのままダブリンでいちばんのお買い物通り、Grafton Stへ。
なつかしのBewley'sでお茶。(☆写真)
トリニティ・カレッジのBook of Kells&Old Library見学。
ケルズの書の展示は狭いけれどよくできている。
大学構内を抜けて再びグラフトン・ストリートを歩き、ジェームス・ジョイスが愛用したパブDavy Byrnesでおやつのアップルパイを食べた後、HMVとタワー・レコードを梯子。ここでも『Man of Aran』は見つからず。でも『The Commitments』のDVDとCDを購入。続いておしゃれな雑貨屋Avoca。ここではWicklow郡産の素敵な毛布を売っていて、1枚モヘアのひざ掛けを購入。その後、グラフトン・ストリートの南のつきあたりにあるSt Stephen's Greenへ。それほど広い公園ではないが芝生あり池あり花や木ありの、起伏に富んだきれいな公園。ジェームス・ジョイス像(抽象的。なんとヘンリー・ムーア作。道理でね。)などいくつかアイルランドゆかりの人物の銅像を見ているうちに閉園時間。
公園の北側に、今回泊まるかどうか迷ったものの予算オーバーになるのであきらめたホテルがあったので、ちょこっと見学。や、やっぱり雰囲気良かった!レストラン、超ゴージャス!素敵!いつか泊まりたいなぁ。
そのまま晩ご飯を食べる場所を探して歩き回る。色々迷って結局Temple Bar界隈のアイルランド料理屋The Oliver St. John Gogartyに落ち着く。アイリッシュ・シチューを頼んだら、どう見ても2人前の量!食べきれなかったが美味しかった。 
腹ごなしをかねてホテルまでぶらぶら歩いて帰る。
Temple Barの一角に、中がほとんど見えないけれど天井が高くておしゃれで高級なレストランがあった。それはU2が所有しているホテルThe Clarenceの一部だということがわかった。ホテルを決める時にそのホテルのこともちらっと見たけれど、場所が良いこともあって高かった。U2め、こんなこともして収入を得ているのか・・・。