水不足

実はイギリスは現在、水不足だと言われています。
原因は、この冬の降水量が例年と比較して極めて少なかったこと。
たしかにまとまった雨が降った回数は少なかったかなぁと思います。
日本では何年かに一度は起きる「水不足」「節水励行」、ここイギリスに来ても経験するとは思っていませんでした。
でも、水の使い方は日英でかなり違いがありますよね。家庭レベルで見ると、日本のほうが、お風呂でも、炊事洗濯でも、水の消費量が多いように感じます。イギリスでは概して水をためるお風呂に入ることはそう毎日やるものではないですし、以前にも書いたようにお皿洗いもすすぎは簡単ですから。節約するとすれば、車を洗うとかイングリッシュ・ガーデンに水をやるとか、そういう所なんでしょうか。そしてもっと大量に水を消費する工業の事情はわかりませんが、「このラインを下回ると水不足」という定義が、国によって違うのかなと思ったりもします。
今日自宅でラジオを聴いていたら、節水を呼びかけるCMが流れてきました。こんなの初めて聞きましたよ。その内容がまた笑っちゃうのですが、イギリス人の男の子が町で女の子をナンパします。「どっから来たのー？」「アメリカのダラス」「へー！イギリスには観光？」「ううん。雨を避けるため。」「えっ・・・！？」という会話の後、「ロンドンの降水量は、ダラスよりも低い。これは事実です。」というナレーションが入るというものでした。ダラスはテキサス州にあり、夏はかなり暑いし雨はそれほど降らない土地のはずです。そんなダラスよりも雨が少ないとは。いやいや、ちょっと驚きました。
でも昨日も今日も快晴で、日なたにいると本当に気持ちの良い気候でした。まだ風は冷たいし、ロンドンの夜の最低気温は2度とか言ってますけどね。
☆この前の週末フランス旅行、日曜はパリから電車で1時間ほどのところにあるシャルトルの大聖堂も見に行ってきました。写真はその大聖堂です。ステンドグラスが美しい、大きな教会でしたが、その日の晩にあるらしいイベントのリハーサルをやっていて、教会の半分は立ち入り禁止になっていました。