車内飲食

akiko_uk2006-04-05

☆先日パリではフランス人宅のアパルトマンに泊まりました。友人がフランス語を習っている先生のお友達のお宅が、格安(?)のB&Bを営んでいたのです。営むといっても、70歳のおばあちゃまとその息子が住んでいる普通のお宅の客間を借りるというもので、バストイレは家主と共有、門限は夜10時という制約もありましたが、場所はレ・アール駅から徒歩5分、窓からはポンピドゥーセンターが見えるという、パリのど真ん中にある生粋のパリジャンのお家に滞在、という経験は、それなりに面白かったです。写真は、私が泊まった部屋の窓からの眺めです。

ロンドンの公共交通機関における車内飲食についてはこれまでにも度々書いてきましたが、今日もまた連続で強烈な事例に接したのでご報告。
帰宅時のこと。まず地下鉄。乗ってドアが閉まった瞬間、揚げ物とトマトケチャップの強烈な匂いが鼻をつきました。振り返ると、座席に座ったカップルが、それぞれ膝の上にお持ち帰り用お弁当箱を広げて食事中。フライドポテトにケチャップでもぶっかけてもりもりと食べている様子です。「フライドポテトにケチャップ」派がイギリス人の中でどのくらい増えているのかはわかりませんが、ビネガーではなかっただけでもまだましか・・・とはいえ、思わず冷たい一瞥を投げかけてから、あとは次の駅で車両を変更するまで我慢でした。
続いてバス。バス停の前で、プラスチックの入れ物に入ったサラダらしきものをプラスチックのフォークでつついているお姉さん発見。それ自体は、もはやめずらしくも何ともないので気にしなかったのですが、そのお姉さんは私と同じバスに乗りました。乗り込む時点で、ほぼ空になったサラダのパックを片手にしていたことを確認。バスが動きだしてしばらくすると、私の視界に入る場所に座っていたお姉さん、今度はおもむろにヨーグルトのパックを取り出しました。しかも、ヨーグルトと具(?)が別々に包装されていて、食べる時にヨーグルトを具にかけるという代物です。揺れるバス。その中でヨーグルト側のパックを振るお姉さん。隣の席には赤の他人も座っています。いつヨーグルトが飛び散るか、気が気ではありません。私だったら即座に席を立つところです。なんでわざわざこんな所を選んで、こんな時間(夜10時過ぎ)に、こんなものを食べてるんだろう・・・そう思いながら窓の外を眺め、ふとまたお姉さんに目を向けると、あ、やっぱりヨーグルトこぼしてました。自分のセーターの上だったのがせめてもの救いですね。そして彼女はセーターの上のヨーグルトを、スプーンですくってました・・・それ以降の映像は、見ておりません。

さて、今日はオフィスでスタッフ全員が出席するミーティングがありました。全員で13人の小さな所帯ですが、これまで全員が集まるミーティングというのは年に数回のみ、部署毎のミーティングが主流でした。スタッフによって勤務時間が違っていたことや、図書館の開館時間の都合上、なかなか都合がつけられないという事情もありましたので。ただ、部署毎のミーティングだけでは情報の共有が徹底しないという反省もあり、新年度から月1回は部署毎のミーティングの代わりに全員集合することになりました。その代わり、朝の始業後30分のみという限定です。
でもねぇ、なーんか雰囲気がいまいち良くない会合になってしまいました。スタッフのひとりが後で私に「険悪な雰囲気だったよね・・・」と言いに来ましたし。険悪っていうのは大げさすぎると思いましたが、理由は一重に、信頼関係が出来上がっていない人間関係が交錯していて、それが図らずも露呈してしまったからではないかと思います。わかります?例えば「AさんとBさん、AさんとCさんはそれぞれ日頃から仲も良くて話しもしやすい関係を作っているけれど、BさんとCさんの間はどうもぎくしゃくしている」というような状態が入り組んでいるような。それと、TPOをわきまえた意見表明の仕方ってものがあるだろうとも思います。もうちょっとオトナになれないもんかなぁと。まぁ、人が複数集まれば、どうしたって100%美しい関係を築くことは不可能なわけで、こういう会合を重ねることも、信頼関係を深めるひとつの手段として大事にしたいですね。