年齢差別!?

akiko_uk2006-03-16

3月中旬とは思えない寒さが続いています。
同僚の住んでいるエリア(ロンドンの少し北)では、朝、小雪もちらついていたそうで。
今日は風も吹いていたから体感温度はかなり低かったですね。

前の日記に書いたとおり、今うちの事務所でプログラム・オフィサーのポストの採用活動をしています。締め切りは来週月曜なのですが、今のところすでに約30人から応募が集まっています。でも今日ひとつヘンなメールが入ってきて(メールでの履歴書提出OKにしてまして、提出先である私の名前とメルアドも公開されています)、『年収が年齢と経験によって決まると書いているが、それはおかしい。雇用機会均等の一環で年齢差別禁止の法律がまもなくできることを覚えていたほうがいい。』という内容でした。
知ってますよ、そういう法律ができることくらい。こちとらJETROさんが主催している労務セミナーで勉強してますもん。でも、年齢による差別が禁止という新しい法律の主眼は、いわゆる定年(60歳とか65歳とか)を過ぎた人からも働く機会を奪わないようにということであって、年収を決めるのに年齢や職務経験を加味するのはイギリス社会で見ても、いや普通の資本主義社会においてはごく常識的なことですよね。イギリス人の同僚も、そんなどこの誰からともわからないメール取り合わなくていいと言ってくれました。しかし、いくら大手全国紙Guardianの求人情報面に載ったとはいえ、5センチ四方程度の小さな囲み記事です(残念ながら予算の都合で)。周囲に大きくてもっと目立つ記事が多い中でかなり控えめに掲載されているのですが、よくもそんな記事の揚げ足取りをしようと思うものですね。よっぽどヒマなのか何なのか。

来週末、フランスに1ヶ月語学留学中の友人と合流して、モンサンミッシェルに行くことになりました。楽しみです。

☆写真はギリシャ・デルフィの神殿遺跡で見かけたネコ。