道を尋ねる

ロンドンに来てから、通りすがりの人に道を尋ねられることが多いように思います。
なんでよりにもよってこんな「外国人」っぽい私に聞くんだろうと最初は不思議だったのですが、もとより外国人の多いロンドン、そのへんは大らかなのでしょう。
昨日も外国人旅行客に「○○ホテルはどこですか？」、駅ではイタリア人の若者に「終電はいつ？」（英語というよりほとんどイタリア語で尋ねられたのですが、時間が時間だったのでピピッと理解してしまいました）。
以前、会社帰りに、ビルの向かい側にあるバス停でバス待ちをしていた時のこと。日頃はめったにその路線に乗らないので、あれはきっとまだテロの影響で地下鉄が復旧する前だったのでしょう。ぽーっと待っていると、通りかかった人に「ここに停まるバスは△△まで行きますか？」と聞かれ、「行きますよ」と答えました。でもその人は待たずにどこかへ行ってしまいました。と、別の人がやってきて、「ホルボーンはこっちの方向？」「そうですよ」。んー、他にバス待ちの人がいないからだけど、なんか交番みたいだなー、そういえばイギリスには交番ってないんだよなー・・・などと思っているとまた人が来て尋ねるには
「ロンドン・ブリッジに行くにはこっちの方角でいいのかな？」
「え！？や、そりゃ、まぁ・・・このままずーーーっとまっすぐ行くとテムズ川にぶつかるから、そしたら川に沿って左に進めばありますよ」。
言い忘れましたがこの時すでに夜の９時とか10時とかだったと記憶しています。ラッセル・スクエアからテムズ川のいちばん近い川べりまで、さくさく歩けば30分くらいで到着するでしょうか。そうだとしても、この時間にここから歩いてロンドン・ブリッジに行く人がいるとは、さすがに驚きました。

☆写真は、ストラスブールの旧市街。かわいい家並みです。