3月に突入

akiko_uk2006-03-01

March comes in like a Lion
という諺がありますが、3月に入ったロンドンは冷え込んだままです。今日も寒かった・・・
 
さて、先週末は友人とともに、フランスのストラスブールと、ドイツのバーデン・バーデンに行ってきました。両方並べて書くと全然違うところに行ったみたいですが、距離にすると電車で2時間程度しか離れていません。ストラスブールも文化的にはドイツに近い感じでした。お料理なんか見てもそう思いますし(☆写真はランチの時間にビアホールで食べた、地元名産のお料理。じゃがいもドーン!肉ガッツリ!!の世界でした。でも美味しそうでしょ)、そのエリアの方言はかなりドイツ語に似ているのだそうです。
ストラスブールではPetites France(世界遺産に指定された一角にある古い町並み)を散歩し、大聖堂で天文時計を見ました。とても大きくて絢爛豪華で背の高い時計なのですが、15分、1時間、1日がそれぞれ別の時計で正確に刻まれています。鐘を持った骸骨の周りを15分置きに人形が回転するのも面白いですし(4体全部見ていませんが、おそらく子供から老人への移り変わりになっていたのではないかと思われます)別の大きな円盤に365日の目盛がついていて、脇に飾られた人形の持つ矢の先で今日の日が指し示されるという、実に凝った作りでした。また、月の満ち欠けがわかる時計もあります。1840年代に製作されたということです。
バーデン・バーデンでは、言わずと知れた温泉です!温泉大好きな私は、このために行ったわけですよ、ええ。
市内にはいくつかのクアハウスがあり、それぞれにエステやらアユールヴェーダやら健康マッサージやらのお店がくっついている中、私たちはフリードリヒ温泉という所で石鹸マッサージ付の3時間半コースを体験しました。1番から16番まで順序に沿って、シャワー、サウナ、マッサージ(泡をたくさんつけたちょっと固めのブラシで全身ゴシゴシこすられ、多少のハンドマッサージがつく程度なのですが)、冷たい温泉、ぬるい温泉、暖かい温泉に入ります。温泉はほとんど水泳プール。このへんになると順番がごちゃごちゃになって、冷たいのと暖かいのを行ったり来たりしてました。最後にクリームを全身に塗って保湿をしてから、暖めたシーツと毛布でくるまれてリラックスします。茶色の毛布であまり身動きできる余地なくくるまれるので、なんだか蓑虫かさなぎのようになった気分ですが、ポカポカ暖かくて気持ち良くて、いつのまにか眠ってしまいました。はっきり言ってサウナや温泉はそれほどありがたみがわかなかったのですが、いちばん最後のこの「おくるみ」が、気持ち良かった〜ここに来て良かった〜と思えるポイントだったね、と友人とも意見が一致。なお、ここの温泉は全行程全裸で通します。しかも温泉プールの段階では男女混浴。日本の露天風呂で(若干)慣らした私たちも、ここはもう開き直る以外にありません。しかし、なんというか、全てが明るい室内であるせいか、日本の混浴風呂よりもっと逃げ場がない感じです。それまで漠然と、西洋人は混浴に抵抗があるのかと思っていましたが、フリードリヒ温泉を見る限り、それはまったくの誤解だったみたいですね。