現代音楽はやっぱり・・・

2月2日のこと。
Noriko Kawai
Piano Recital: The Venetian Connection
というコンサートを聴きに、Royal College of Music(王立音楽大学とでも訳すのでしょうか)に行きました。
Noriko KawaiさんはRCMのピアノの教授だそうです。
そして演奏される音楽は全部、いわゆる現代音楽。演目7曲のうち、2曲は作家本人が会場に来ていて、曲が終わるとおもむろに客席から舞台にあがって拍手を受けていました。2人とも、いかにもクセのありそうなオジサンでした。
私は今現在も作家が生きているようなフレッシュな現代音楽(変な言い回しですが)を聴いた経験はほとんどありません。ないからこそ、どんな体験になるのか知りたくて行ったという感じなのですが、この日聞いて、ん〜、やっぱりちょっと苦手だなぁと思いました。美しくて心が清らかになるような音が出る楽器で、なぜあえて不協和音だけを奏でるのか。聞く人の不安を掻き立て、既成の価値観をゆさぶりたい。などという目的があるのかどうかわかりませんが、あったとしても、私はそれをわざわざピアノ曲を通じて聞くことに興味はないな、と思いました。そういうことがわかっただけでも、行った価値はありました。