Comic Proportion 〜「マンガが原作の映画」特集

akiko_uk2006-02-05

ただいまICAで日本映画特集『Comic Proportion』を開催中です!
http://www.ica.org.uk/
上映作品は『魁!!クロマティ高校』『ファンシイ☆ダンス』『blue』『ぼくんち』『無能の人』です。
今日は『魁!クロマティ高校』上映後(☆写真のとおり、客入りもなかなかでした)、この作品の監督である山口雄大さんを迎えてのトークショー「Crossing Boundaries- Japanese Films Adapted from Manga」もありました。私も写真撮影係(途中からアンケート配布&回収係も)として参加です。
私、恥ずかしながら映画ができたという話を聞くまで『魁!!クロマティ高校』の存在を知りませんでした。でも上映前にぱらぱらっと本を見たら、面白そうなんですねー。なんとなくハマってしまいそうな予感です。
で、映画のほうは、原作の雰囲気を大事にしつつ、独立した映画としてもとても面白かったです。すっごい笑えました。主人公・神山役の須賀貴匡、こんなに適役な役者さんは他に絶対いないだろうと思えるくらいハマってました。仮面ライダーのお兄さんでしたよね?太陽の光にも負けない人として松崎しげるが登場するのも笑えましたし、作中のテレビ番組に登場する着ぐるみの2人が遠藤憲一高知東生という、どっちかというとヤクザ・チンピラ系の役が多いふたりだったというのも、ハリボテのようなメカ沢の声が武田真治というのも、シュールで面白かったですよ〜。冒頭のナレーションや、タバコ→葉巻→バナナのシーンはイギリス人も大爆笑!
万が一ご覧になっていない方はこちらをどうぞ→http://www.kurokou.com/index.html
トークショーは山口監督+日本映画やマンガの専門家3人+司会(評論家)で、登場人物が多いせいか、Q&Aが短くなってしまったのがちょっと残念でした。でも日本において最初のマンガの映画化は1925年ということなどもわかって勉強になりました。近年マンガ原作のドドラマや映画は確かに顕著ではありますが、ずっと前からあったことだったんですね。
「もともと大好きな作品で面白いストーリーがそこにあるから取り上げたかった。でも映画にする以上はいったんマンガと切り離して、映画としていかに面白いものを作るかを考えた。」と山口監督。監督、私と同い年なんですね〜・・・なんだか感慨深いです。
ところでなぜ「Comic Proportion」というタイトルになったか。イギリスで昔流行ったテレビ番組に由来していたと思うのですが、ちょっと忘れてしまいました。もう一度確認してみます。