METRO

akiko_uk2006-02-03

今日はほんっとに寒い日でしたっ。天気予報でも最高気温は2度。朝やお昼頃には、チラチラとですが雪が落ちてきました。でも夜中になってからのほうが日中よりも気温が高いようですよ。寒いとつい首をすくめた状態で長時間過ごしてしまうので、首が凝るんですよねぇ。

『METRO』はロンドンの地下鉄各駅で平日無料配布されている新聞です。「こんなものにお金をかけるくらいならもっと他の施設の改善に予算を回せばいいのに」と思うのですが、政治・経済・社会・芸能・スポーツと各種ニュースが揃っていて、広告も多いけれど全48ページのちゃんとした日刊新聞の体裁を取っているので、その日のニュースの確認もできますし、地下鉄に乗っている間のちょっとした時間潰しにもなり、けっこう便利ではあります。この新聞は「車内読み回し」が当たり前。自分が読みたいところだけ読んで、あるいは降りる駅になったら、空席の上や座席と車窓の間の平らになったところに放っておけば、他の人が拾って読みます。たまたま自分が座った席の後ろにあっても読まないでいると、「それ、取っていい?」と他から手が伸びてきます。
そんな『METRO』の2月1日号は、気になった記事がいくつかあったのでめずらしく家まで持って帰ってきました。

イラクにおける英兵死者 100人目』
バスラ地方ウムカスルで昨日、定時パトロール中のランドローバーが道路脇から爆弾による攻撃を受け、乗車していたゴードン・プリッチャード伍長(31)が死亡した。

この「100人目」というニュースは各紙で取り上げられていました。いつになったらこういうニュースがなくなるのでしょう・・・。


シャンパン狂いが大ビンを飲み干す』
シティ(ロンドンの金融街の通称)の高給取りがロンドン市内にある高級シャンパンの大ビンを飲み干している、とドン・ペリニヨン社が昨日発表した。イギリス国内のジェロボーアム(普通の4倍サイズのビン)の在庫はほぼ底をついているが、事態を更に悪化させたのは、土曜日にさる裕福な銀行家が1本3,500ポンド(約74万円)もするジェロボーアムを14本購入したことだ。シャンパンの売り上げ増はシティのボーナスが目玉が飛び出るほどアップしたからだとドン・ペリ社は分析している。

74万円×14本=1,096万円ですよ!?やっぱりシティの人たちってお金持ちなんですねぇ。夜な夜なドンペリの大ビンを空ける金融業界の人々・・・なんかバブルな感じですねぇ。


世界ニュース欄/日本

幸せな結婚生活の普及を目指す日本愛妻家協会は1月31日を「愛妻の日」と定め、仕事中毒の男性に早く帰宅して妻に感謝するよう呼びかけた。日本の多くの男性は妻のことを名前ではなく「お前(you)」と呼び、妻に対して文句を言うばかり。会のウェブサイトによれば「男性の多くは妻に対する気持ちを言葉で表すことができない。仕事第一の人生なのだ」。
愛妻家協会のこと、ご存知でしたか?でもなぁ、妻はもちろんのこと職場でも学校でも同輩はファーストネームで呼び合うことが一般的な英語圏とは違って、日本語は名前以外の呼び方の種類が多い言語ですから、「名前を呼ばないのは妻をないがしろにしている証拠」とは一概には言えないでしょうに。妻だって夫を「あなた(you)」と呼びますよね・・・あれ、そんな歌もありましたっけ。


☆写真はその表紙です。縦長の写真はコカイン使用に関して取調べを受けたスコットランド・ヤードを後にするケイト・モス。こんな時でもカメラ写りはスタイリッシュですね〜。右上の小さい写真は、オスカー主演女優賞にノミネートされた『Pride and Prejudice』のキーラ・ナイトレイ。「オスカーに攻めるイギリス軍を率いるのはキーラ」というタイトルがついてます。