ダボスに行ってきました

akiko_uk2006-01-27

25日(水)からスイスのダボスに行ってました。今日午後戻りました。ダボスを朝7時に出発、チューリッヒ空港から飛行機に乗ってロンドンに12時頃到着して、そのまま出勤。午後1時半の来客にギリギリ間に合いました!
ダボスといえばWorld Economic Forum、通称ダボス会議。世界の要人や一部の芸能人の動向がニュースになっているようですが、その会議に父親が招待されたんですねー。それで母も一緒に来るというので、同じ欧州にいる私としては両親に会うチャンス、ということで行ったわけです。
25日午後、両親とチューリッヒ空港で落ち合って、夕方ダボス入り。
26日、父が午後2時半まで2つの会議に出席。母と私は会議を見学することもせず(というかIDカードがないと入れない)、町をぷらぷら。夕方父と合流して、山に登る。本当は美しい山並みを見たかっのだが残念ながら曇ってしまい、結局寒さに浸り(最高気温マイナス3度ですから、山の上はマイナス10度くらいあったかも!)、スキーヤーを眺めて下山。夜は東京大学主催のレセプションにお邪魔してからチーズフォンデュでおなかいっぱい。
ダボスに行くのは初めてでした。もともと冬場はスキーリゾート地ですから、寒い!!そして小さい町なのに世界中から人が来るから道路も大混雑!町に入るまでにいくつも検問があり、メイン会場周辺道路は許可証がある車しか通過できず、という状態です。父が出席していた会議の会場となっていたホテルに車で迎えに行ったら、VIPの出入りがあるためということでホテルの入り口が封鎖されて近づけず。アメリカからの出席者がまとめて泊まっているというホテルの近辺も交通が遮断されてます。
抗議運動の人がもっといるのかと思っていたのですが、さすがにあれだけチェックが厳しいせいか、全然見かけませんでした。町のある一角にピケを張っている場所がひとつだけあって、見ると「中国政府の人権侵害に抗議する」というアピールでした。
東京大学主催のレセプションは、こじんまりとした集まりでしたが、ケンブリッジ大学の副学長という女性にご挨拶できてちょっとうれしかったです。今後の自分の仕事にもつなげたいな・・・。
ダボス会議に出席するには、数百万円のお金が必要なんだそうですよ。数百万!だから個人で参加するレベルのものではなくて、企業や大学という組織単位で申し込むことになりますよね。面白いことに、参加者からアポの申し込みがあったら基本的にはお互い応じなければならないという決まりなんだそうです。参加者は世界中の一流企業のトップや政府要人なわけですから、もうビジネスチャンスやコネ作りチャンスの宝庫なんでしょうね。だから当初200名くらいでやっていた会議が、今や膨れ上がって2000人以上。もはやステータスシンボルの色合いもあるみたいですね。
ちなみに日本から出席されている方々は、JETROの渡辺理事長、ソニーの出井氏はじめ個別の名前は忘れましたが大企業の社長さん多数、中川政調会長、中川農水大臣、二階経産大臣、川口順子元外務大臣など。川口さんはヤングリーダーズフォーラムの世話人なのだそうです。

まぁ私にとっては、ダボス会議そのものより、家族再会の3日間でした。ちなみにブラピもアンジェリーナ・ジョリーシャロン・ストーンもボノも、だーれも見ることはできませんでした☆