クレタ島の初日の出

akiko_uk2006-01-05

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

さて、最後に日記を書いた先月23日から昨日まで、とっぷりとギリシャに浸ってきた。
デジカメで撮影した映像は、なんと600枚近くにもなっていた。
遺跡、町並み、食べ物、そして猫の写真がけっこう多くなっていた。
ギリシャの野良猫は有名で、猫だけの写真集やカレンダーもあるくらいだが、実際本当によく猫(そして犬)の野良ちゃんに出会った。
また追々報告していきたいと思う。

クレタ島で迎えた年明け、初日の出を見ようと港の防波堤まで出たのだが、あいにくと雲が多かった。それでもねばって、少し登った後の太陽が雲の隙間に覗くのを見て、「初日の出を拝んだ」ことにした。写真はその時のもの。


今日、英国の野党・自由民主党党首であるチャールズ・ケネディ氏が記者会見を開き、自身がアルコール依存症であったことを告白したことが大きなニュースになっている。
"Over the past 18 months I've been coming to terms with and seeking to cope with a drinking problem, and I've come to learn through that process that a drink problem is a serious problem indeed."(過去18ヶ月にわたって、アルコール依存であることを自覚し、改善するべく取り組んできた。その過程で、アルコール依存は非常に深刻な問題であることを認識するに至った。)とは、記者会見での彼の発言の引用。
国会などの大事な行事を突如欠席したり、党大会でろれつが回らなかったりといった言動から、かねてより飲酒癖が囁かれていたが、本人はずっと否定し続けていた。それが一転、これ以上疑惑を膨らませて印象を悪くすることを懸念した自民党のシャドー・キャビネットの半数から告白を迫られたことを受け、今日会見を開いたということだ。現在は症状も回復し、過去2ヶ月間は一滴も口にしていないが、党首選を実施して自分の信任を問いたい、対抗馬の立候補も歓迎する、とも言っていた。
記者会見の映像を見て、そういう真摯な態度は悪くないと感じたが、英国民にはどう受け止められるのだろう。
もし日本で政党の党首が「私、アル中でしたが、今は大丈夫です」などとカミングアウトしたら、もう政治生命の終わりを覚悟する必要があるくらい、世間の批判は必至だと思うのだが。今回の件と趣旨は異なるが、この国では王室のメンバーがdyslexia(失読症)であることを発表したりもするくらいで、自分の問題を受け入れて積極的に取り組んでいるという姿勢自体が評価されるような気がする。