ロンドン〜アテネ〜コス島

akiko_uk2005-12-24

12月23日●ロンドン→アテネ→コス島(船中泊)

23日、ガトウィック空港からアテネへ。
前日は本部へ提出する資料作成のため深夜1時過ぎまで仕事をし、帰宅後荷造りをしてそのまま朝4時半過ぎに家を出るという、けっこうつらい状況だった(そんなつらい状況に追い込んだのは、仕事を早く片付けない自分のせいなのですが)。しかし飛行機の中でぐっすり眠って疲れもやや回復。眠りこけて頭が隣に座るおじさんにぶつかっても気にしない気にしない。
今回はeasyjetを使ったが、私はやはりこの航空会社を使うことが好きになれない。とにかく飛行機代を安くあげるためだけに使うんだからその他には一切目をつぶろう、という気構えが必要だ。でも私は「その他」の部分がどうしても気になってしまう。それはスタッフの応対ぶりだったり、空港内の最果てに乗り場があって職員通用口かと思うような裏道をやたらと歩かされることだったり。もう歳なのかしらん。
アテネの空港で友人と落ち合い、バスに乗ってアテネの少し南にある町ピレウスへ移動。夜、ピレウス港からフェリーに乗り、トルコに近いコス島へ移動する。時間があるのでレストランで食事。
長距離フェリーに乗るのは、大学生の頃、新潟から小樽まで移動して以来だ。レストランありバーありプールあり(もちろん今はやっていないが)インターネットコーナーあり。私たちは個室に泊まった。その部屋は船の最前部にあって、窓から見えるのは船首(?というのでしょうか)だけ。深夜、窓から外を覗くと、ちょうど月明かりが海に映ってできている光の道の上を船が進んでいて、星も見え、しばし見とれてしまった。

12月24日●コス島到着→ホテルチェックイン→アスクレピオス→コス・タウン市内散策→夕食
明け方6時過ぎにコス島に到着。日の出前で真っ暗、おまけに風がびゅんびゅん吹いている中、ホテルへ向かう。
港から歩いて10分もしない海沿いにあるKos Actis Hotelhttp://www.kosaktis.gr/maineng.htm。他のホテルが一昔前のリゾートホテル的建物であるのに対し、ここは2005年に新装オープンしたばかりのおしゃれなデザインホテルだ。実際、ウェブサイトで見る映像と寸分違わないおしゃれ度で感激。
チェックイン後仮眠を取ってから朝食を取り、漁港前からバスに乗ってアスクレピオスへ。最寄のバス停から遺跡まで15分程度歩くことになってしまったが、早くも猫発見。(アスクレピオス遺跡については昨日の日記に書きました)
夜、コス・タウンに戻ってその晩飲むワインなどを買い込み(何てったってクリスマスイブですからね。実はギリシャはワインの産地でもあります)、夕食をとる場所を探す。なにしろ今はオフシーズン、夏季のみ営業のお店も少なくない。それでも雰囲気の良いお店を見つけ、タラモサラダやイカフライなどのギリシャ料理を食べる。飲み物はギリシャ国産ビールのMythos。以後、滞在中は毎日このビールを飲んだ。麦の香りが強くて、どこかの地ビールを飲んでいるような感覚だが、すぐ慣れてしまった。
ホテルへ戻って部屋でクリスマス会。ベランダの向こうは真っ暗な海と対岸のトルコの明かり。部屋の明かりを消して、友人持参のロウソクを灯してロマンチックな雰囲気に・・・と思いきや、私が持参したサンタ帽とトナカイの角ヘアバンド(前の週のSOASのクリスマスランチでもらった)をかぶって、ただの飲み会になったのでした。

☆写真は、アスクレピオスの神殿跡。