プレタポルティー

プレタポルティー

LSEにて研修中で今月末に帰国する同僚とアフタヌーンティーに出かけた。場所はナイツブリッジバークレーホテル。とても落ち着いていて伝統とモダンさのバランスが絶妙な佇まいのホテルだ。
そこのCaramel Roomというラウンジでお茶ができる。英国的な普通のアフタヌーンティー以外に、このホテルではちょっと変わったアフタヌーンティーがある。
http://www.the-berkeley.co.uk/Berkeley/Restaurants-and-Bars/AfternoonTea/default.asp
その名もPret-a-Portea プレタポルティー。フランス語のプレタポルテに「a」をくっつけた。プレタポルテティーをもじっていて、その日本人の発想にも合いそうなダジャレのセンスに一瞬引きそうになるが、中身はとってもかわいい。名前のとおり、色々な高級ブランドをイメージしたセットなのだ。(同僚によれば、著作権侵害にならないのかという指摘の新聞記事が出ていたそうだ。確かに・・・。お菓子の上には、一文字もブランドの名前は書いていないけれど。)
3段のお皿のいちばん下はおしゃれなカナッペ。中段はカラフルなプチフール。D&G風プチエクレア、アニヤ・ハインドマーチ風カバン型ケーキ、ウンガロ風キラキラメレンゲなど、ひとつひとつがブランドをイメージしている。上段もマノロ・ブラニク風ブルーベリーとリンゴのムース、グッチ風ビキニ型クッキーなど。そしてお皿・カップティーポット、すべてのチャイナがポール・スミスのデザイン。
ちなみに普通の英国的アフタヌーンティーは、下段=きゅうり等のサンドイッチ、中段=スコーン、上段=普通サイズのケーキやタルト、といったところである。
このプレタポルティーのカナッペやお菓子、どれもけっこう美味しい。お菓子類は当然甘いけれど、ちゃんと素材の味や色が生かされていて、プチフールなだけに作りも凝っている。
それになんと、カナッペもお菓子も全部お代わり自由!お茶も豊富な種類の中から選べて、これもお代わり自由!ラウンジはこじんまりとしていて適度におしゃれで落ち着く雰囲気で、全然混んでいないので急かされることもない。私たちは本当に根が生えたかのように4時間もそこにいた。
これで1名31ポンド(+税・サ)は、案外コストパフォーマンスが良いと思う。以前行ったリッツホテルのティールームは43ポンド、混んでいるから2時間制限。それに比べたらこのバークレーはずっと良い穴場だ。特に女性にはかなりオススメ☆