IKEAに行くトラムの中で・・・

☆写真は6月下旬に行ったKew Gardenの温室にて。巨大ななお盆のような水草だった。

そういえばIKEAに向かうトラムで同じ車両に乗っていた家族連れのことを思い出した。
たぶんムスリムだと思う。パキスタンあたりの出身とみた。
4歳くらいのお姉ちゃんと、バギーに乗った2歳くらいの妹がいて、パパとママがいた。バギーの子は、口のまわりをクリームだらけにしてアイスバーを一心不乱に食べていた。
（あーあ、洋服汚れるよ・・・となりにいるパパ、拭いてあげればいいのに）
しばらく窓の外に目をやり、通り過ぎてゆく落書きいっぱいの壁とさびれた家々を見てから再びバギーの子を見ると、今度はドリトスの袋を手にバリバリ食べている。
歌舞伎ばりの早変わりを見た気がして、ちょっとビックリした。
（アイスの次にドリトスだぜ・・・こんな小さな子にそんなもんばっか食べさせていいんかい！）
そんなに幼い時分からドリトスなんて味の濃いもの食べさせたら、味覚が狂った大人にならないだろうか。
今は愛くるしい顔立ちなのに、そのうちデブデブな子になるんじゃないだろうか。
まったくの他人事なのに、心配してしまった。
バギーの子は、ドリトスの袋をパパに差し出した。パパは袋に手を入れて食べようとした。
袋はカラっぽだった。

イギリスで児童の肥満が深刻な問題になっているということが深く頷ける光景でした。