家にご招待

夕方、所長夫妻と同僚2人が私の部屋を見にいらした。所長と、先月末着任したばかりの同僚は、今家探しの真っ最中ということで、部屋探しの参考としていただくためだ。
って参考になるのかわからないが、まぁ私の部屋探し体験&部屋の状況&入居後のことを色々とご紹介する機会にはなった。
朝から部屋の掃除&片付けをしまくって綺麗になった私の部屋。これをキープしたいものだ・・・。日頃からやっておけばこんなに慌てないで済むのですけどね。
先月フランスで買ってきたプロヴァンス柄のテーブルクロスをおろし、小さな花も活け、クローゼットの中までご覧に入れてもなんとか恥ずかしくないように整理して。でも結局、片付けきれないもの(主に書類系)を紙袋に投げ込んで隠すはめに。紙袋収納は、私の父親がなぜだか好んで行っていて、結局そういう紙袋がたくさん増えるので、よく母に叱られている。こんなところで遺伝か。

ところで、家探しのことを、こちらでは『house hunt』という。直訳すると「家狩り」。言いえて妙だ。獲物を求めて駆け回り、いい標的(物件)が視野に入ったらすかさず打ち落とす(契約に持ち込む)。たしかに狩りに似ている。
マンションのロケーション(King's Road沿い)、環境(意外なほど静かで緑が見える)、内装など、褒めて下さることしきり。そうおっしゃっていただくと、よくもこのような物件にめぐり合えたものだと思えてくる。
前にこのブログで愚痴った契約更新の件、結局は不動産屋の申し入れのとおり3%の家賃アップをのんで更新することにした。でも来年のアップ率によっては本当に他を探さないといけないかも。

部屋で所長お持たせのビールで乾杯、同僚お持たせのチョコをいただき、同じくプレゼントの白いきれいな芍薬を愛でたところで、夕食の予約をしておいた「Bluebird」へ移動。Conran and Partners | Welcome
King's Roadをアパートから西に10分ほど歩いたところにあるこの一角は、コンランショップ(のアウトレット、と聞いている)、スーパーのセインズベリー、Bluebirdのカフェとレストランがかたまっている。建物の前の石畳にはカフェがテーブルを出している。
私はカフェに2度ほど、セインズベリーに数回行った他には利用したことがなかったが、レストランは比較的評判が良いようなので行ってみたいと前から思っていた。ちょうど私の部屋からも近いし、所長夫妻や同僚たちにとっても、ロンドンにいる以上一度はコンラン・ワールドを体験されるべきではないか。と言い訳をして、このレストランを予約したのだ。
話に聞いていたとおり、本当に広いレストランだ。7時というのは土曜夜としてはかなり早いスタートのようで、子供連れをのぞいてはほとんどお客もいない。それはそれで静かで良い。
前菜としていただいた英国産の生牡蠣、メイン(私が頼んだラムは比較的普通だったがここは魚貝系が強いようで、3人が頼んだタラは肉厚で美味しそうだった)、デザート、どれも相当イケた。「イギリスに来て初めて『美味しい』という言葉を使ったよ〜」と皆さんにも喜んでいただけたよう。イギリスにしては相当レベルが高い店のようだ。お店を出た10時過ぎ、店内はほぼ満員。繁盛していた。