5月なのに・・・

little boy

しかし何なんだこの寒さは。
5月も半ばということを忘れる。
たしかに日は長くなって夜も8時まで明るいし、昼間の日差しの中で見る緑はほんとうにきれいだけれど、朝晩の風は、まるでパーティ会場の氷の彫刻の真横に立ってクーラーの風に当たっているのかと錯覚するほどにヒヤッとする。
だから今も薄手のコートは手放せないし、それだけでは寒くてマフラーやパシュミナも必需品。セーターもしまえない。とても春のおしゃれどころではない。いや、そこを頑張らなければならないのかもしれないが・・・。

今晩のパフォーミングアーツ講座はひどい思いをした。講師はお話が面白くて最高だったのだ。ところが先日購入したばかりで初めて使うプロジェクターの接触が悪く、ひとりの講師が見せる予定だった3本のビデオが1本も見せられなかった。お客さんにしてみれば、機材が正常に作動して当然であるのに。そしてリモコン操作係の私に非難の目が集中。昨日急に頼まれたばっかりで詳しくないのよ〜、と内心思っても、それは講師やお客さんには関係のないことだ。後から色々な声をかけられた。
「機材の操作って大変よね、私もいつも苦労してるからわかるわ。」
「次回はうまく上映できるようにしてね。」
「映像が見えない分、想像力が大事だってことがわかったわ。」
イギリス人流の皮肉なんだろうなあと思いつつ、「どうも申し訳ございませんでした〜」とひたすら謝った。当の講師の方にもお詫びを言ったら「いや、全然気にしてないよ」と一言おっしゃった後は目も合わせてくれなかった。気にしてないわけないよな。わざわざドイツから来てもらってこれじゃあね。

☆今日の写真は、ニューヨーク・ジャパンソサエティの入り口、「リトル・ボーイ」展の作品兼バナー。今日の講師のひとりがジャパソサの塩谷さんだったので。(著作権、大丈夫でしょうか?)