バドミントン馬術大会

Badminton表彰式

バドミントン?
馬術
最初は何だろうと私も思った。
バドミントンとは、ロンドンから車で2〜3時間西に行ったところにある地名である。そしてバドミントン競技の発祥の地でもある。
そこで毎年、馬術の競技大会が開催されている。
三菱自動車の代理店が大会スポンサーになっていることから、関係者に誘っていただいたのだ。
大会は全部で4日。この日が最終日で、ドレッサージュの本選だった。
みんななんて上手なの!
オリンピッククラスの選手が何人もいるのだから当たり前だ。
自分が乗馬する時の参考になるかと思ったが、上手すぎてよくわからない。ただ、きれいな乗り方だなあとほれぼれする人は、馬が走っていても跳んでいても、上半身の姿勢がすっとして常に一定でブレがない、ということはわかった。
そしてこの本選に、26歳の日本人男性が出場していた。大岩さん。大会史上初の日本人出場で、予選を3位で通過していた。日本人の期待が高まる!残念ながら本選の結果は11位だったけれど、準優勝だった選手にも「いまだかつてこんな素晴らしい日本人選手はいなかった」とベタベタにほめられていたし、子供たちにサインを求められたり、なかなかに人気を集めていた。
大会の後、少しお話しする機会があった。明治大学馬術部出身、今はサイレンスターの近くに住んで、乗馬に専念している。イギリスに来たのは、やはり乗馬のレベルが高く、オリンピックなどの大会に出場する資格を取るための大会もあって有利だからなのだそうだ。北京オリンピックも当然視野に入っている様子。将来が本当に楽しみだ。

☆写真は競技終了後の表彰式。馬に乗ったまま整列。競技中、観客はただ静かに固唾を飲んで見守っている。障害のポールを落としてしまった時だけ、「あ〜・・・」とため息のような声が会場を包む。そしてゴールした瞬間、詰めていた息を一気に破裂させるようにやんやと喝采。面白い。