Nihongo Cup

nihongo cup

「Nihongo Cup」は、こちらの中学・高校に相当する学年で日本語を勉強している子供たちによる日本語スピーチコンテストである。今年で2回目。私の勤務先と日本大使館日本語教育委員会(日本語を教える先生方の集まり)が共催して、今日、大使館を会場にして行われた。
テープ選考を通過したファイナリスト16名が3つのレベルに分かれてスピーチする。テーマは「友達」で、みんな自分の友達のことや、友情が大切なことなど、思い思いの内容を一生懸命スピーチしていた。
みんな本当にかわいくて、どのスピーチもほほえましい。
それ以上に、この歳でこんなに日本語が話せるなんて、なんてすごいんだろうと驚嘆した。いや、この歳だから吸収が早いのかもしれない。それに、みんな緊張していたと思うけれど、実に堂々と話していた。早くから人前で自分の意見を表明する訓練ができているのだろうか。私だったら手が震えるわ、声が震えるわ・・・なんてことになりそうだけれど。
会場には参加した生徒の友達や家族や先生もいて、ある参加者のお母さんは、お嬢さんのスピーチが終わったら涙ぐみ、更にお嬢さんが優勝したと知ってまた泣いていた。
とても楽しい時間だった。これからもずっと日本語とつきあっていって欲しいと心から思う。
☆写真は、そのスピーチの模様。小さくて見づらいかもしれないが、この男の子がいちばん上のレベルで今年見事優勝した。手前に太鼓が置いてあるのは、スピーチの合間に暁星国際大学の太鼓グループの演奏があったから。お祭りで演奏する曲もいくつか披露してくれたが、特にお祭りに詳しくない私でも太鼓と笛の音を耳にすると何となく血が騒ぐような気がするのは、日本人のDNAが反応するからだろうか。