朝起きで得したこと

easter

☆今日の写真は、近所の別のスーパー、マークス&スペンサーで見かけた、イースター(復活祭)用のチョコレート。ちょっと間抜けな表情のひよこである(頭にかぶっているのは卵の殻にみたてたチョコ)。ひよこ軍団を含め、この棚一面がイースター用お菓子で埋め尽くされていてなかなか圧巻であった。これ以外にも恐竜の卵並みかと思う超大チョコエッグや、こんなの買ってどうするんだと思うような特大チョコウサギなどもあり、イギリス人は本当にチョコレートが好きなんだなあと思うと同時に、イースターでここまで商戦が盛り上がるのはキリスト教国ならではのこととも思う。今月の最終週末とそれをはさんだ金曜と月曜を合わせてイースター連休になる。


今朝、朝4時15分に起床した。どうしてもその時間には起きなければならなかったので、前夜は緊張のあまりよく眠れなかった。本末転倒である。でも心配で緊張してしまうくらい、普段の私は朝起きが苦手である。4時15分に起きたと日本の家族に報告したら卒倒するかもしれない。
用事が済み、帰宅したのが午前6時30分。9時に家を出れば仕事には間に合う。
①まずコーヒーを淹れてミルクをあわ立てカフェオレを作った。朝のBBCを見ながらゆっくり飲む。慌しく家を出る普段はまずそのようなことしない。BBCは交通情報と天気予報をちらっと見るくらいだ。②それから昨日の晩洗い残した鍋を洗った(恥ずかしいですが洗い残し、よくやります)。③そして今晩作るつもりのカレーの下準備をした。どちらも普通の私なら帰宅後の夜にやることである。結局自宅を8時30分に出発。④電車に乗る前に、踵が片方取れてしまい修理に出したいと思っていたブーツを駅前の修理屋に持ち込む。「5分、いや2分でやってあげる」と言われ、そのまま待つ。普段なら文字通り駆け込んで「明日取りに来るから!」と捨て台詞で店を後にしかねない。そんな私が優雅に待つなんて。⑤しかも待ち時間の間に、ちょうど買いたいと思っていたロッカー用の鍵も購入。持ち帰ることができると思っていなかったブーツは思わぬ荷物となったが、まあ良しとしよう。⑥それから、ときたま無性に口にしたくなるドーナツを、今日は朝ごはん代わりに食べたら楽しいかなと思い立ち、隣の駅で地下鉄を降りた。ミスドダンキンドーナツのないイギリスにおいて、私が唯一美味しいと認めるドーナツ屋があり、朝は7時から営業していることは知っていた。昼間と違い行列もなくひっそり開いているお店でゆっくりとお目当てのドーナツ購入。うれしい気分でいよいよ仕事へ。始業2分前に到着。
早起きによって生じた2時間30分によって、今日は①から⑥までのことができた。なんだかとても得をした気分になったし、仕事に取りかかる瞬間の心の落ち着きが普段と違うことにも気づいた。デキる人は朝早く起きて仕事するとか(超多忙な山本寛斎さんも朝4時に起床されると聞いた覚えがある)、早起きは三文の得とか言われていることはわかっていたつもりだが、それはやっぱり事実かなあと実感。あとは私にそれをやる、時々でいいから実行する根性があるかどうかであるが・・・。
それと、こんなにあちこちせず、7時から出社し仕事に取りかかるという選択肢もあったわけだが、まあ今日は良しとしよう。また頑張ってみようかな。