衝撃!『母の日』の事実。

Christ Church

今日の写真はオックスフォードのクライスト・チャーチ・コレッジの外観。中心に噴水のある広い中庭を、いかにも歴史を感じさせる石造りの建物が囲んでいる。歩いているだけで日頃の雑念を一時忘れて知的な気分を味わえる空間であった。


1週間ほど前、近所のWaitroseで食料品の買い物をしていたら『母の日』コーナーが目についた。さすがちょっぴり高級スーパーWaitroseというべきか、スーパーにしてはセンスの良いものが並んでいる。日本にいて、外国で単独暮らす娘のことを日頃心配している母に、せめてカードでも送ろうと思い、1枚購入した。
今日になって「お、もう来週は母の日じゃないか。よし、この前買ったカードを明日郵便で送ってしまおうか。」と思い、ペンを持って机に向かったところでふと「ところで今年は本当のところ何日なんだっけ」と気になり、ネットで検索してみることにした。たしかWaitroseのコーナーでも「母の日は3月6日!」という看板を目にしたと思うが。
しかし。はじめ日本語限定のサイトを検索して、どうも「母の日は5月9日頃」らしいと気づく。そういえばそうだったような?ではWaitroseで見たと思った日付は勘違いだったのか?まだカードを選ぶ時間もたくさんあったってこと?うーむ。
それではと思い立ち、イギリスのサイトを検索してみた。暫くの間、母の日に因んだフラワーギフト宅配だのエステ券のプレゼントといったページの間を探し回ってから見つけたホリデー専門サイトの冒頭の一文が、目に飛び込んできた。

『Mother's Day is celebrated this year (2005) on 6th March in the UK, but not until May in the US. 』


2005年の今年、母の日をイギリスでは3月6日に祝いますが、アメリカでは5月になるまで祝いません。 《直訳ですみません》


そうだったの!!!

私の衝撃に反して、えらくさらっと書いてあるのがまた気に障る。当然でしょ、とでも言いたげにそれ以上の説明もない。ともかく、この一文が事実であれば(間違いなく事実なのだろうが)日本ではアメリカ式のスケジュールが定着しているのだ。これは知らなかった。母の日はクリスマスやバレンタイン同様、世界共通、ユニバーサルなものだと思っていた。知識のエアーポケットに落ちたかのようなショックである(大げさ)。

と、ひとり興奮していますが、皆さんはとっくにご存知でしたか?

こういった微妙な違いは他にもあるのかもしれない。これからも目を見開いて観察してゆこうと思う。とりあえず、なぜ両国の母の日の日取りが違うのか調べてみたい(日本がアメリカ式なのは何となくわかる気がしますが)。そして母の日に関してはふたつの選択肢があることを知った今、悔しいので、イギリス式に則って予定どおり3月6日目指して投函することにします!