Shall we Dance?

Pringleのマフラーライオン

ハリウッド映画『Shall we Dance?』のポスターが街中で目につくようになった。地下鉄のホームに貼ってあったポスターを、日本人観光客と思われる若者が携帯で写真に収めていた。今晩レスタースクエアで英国プレミア上映が行われた模様。ロンドンのプレミア上映場所といえばレスタースクエア。小さな四角い公園をぐるっと囲むように映画館がいくつも並んでいて、昼間より夜の方が混雑するような気がする。映画館が並んでいて、多国籍で雑多な感じが、なんとなく新宿のコマ劇前と似ていると、私は勝手に思っている。プレミア上映になると、映画館と公園との間の、普段は石畳みの路地に強引に赤じゅうたんを敷き、スターや招待客以外の人をせきとめる金属の柵をめぐらしている。昨年、『Bridget Jones:The Edge of Reason』(邦題:ブリジットジョーンズの日記 きれそうな私の12か月)のプレミア上映をその晩開催するという映画館の前を、昼間通りがかった。開始までまだ何時間もあるのにもう見物人が陣取っていた。けっこう寒い日だったのに。
さて、日本オリジナル、周防監督の『Shall we ダンス?』が好きな私としては、そもそもリチャード・ギアジェニファー・ロペスという配役にそそられない。先日のグラミー賞授賞式でプレゼンターとして登場したジェニファー・ロペスを見て、そのあまりの筋肉質なおみ足に、そんなもの見たくなかった、と思ってしまったことも一因かもしれない。やはり草刈民代さんの凛とした静かな感じの先生が、私は好きである。だからハリウッド版は、たぶん観ない。
このところロンドンは寒さが厳しい。スローンスクエアのPringleの入り口に座っている2頭のライオンくんたち、クリスマス前は、Pringleらしいアーガイル模様のマフラーを巻いていた。この寒さならもう一度巻いてあげたらいいのに、と思い、写真を載せます。