人の見方

☆今日の写真は、大根の花です！葉っぱが残っていた上のほうを切り落として、そのまま水につけておいたら、なんとこんなに成長しました。強いですね。

突然ですが、急に思い出したので。ちょっと暗い話ですみません、と先にお断りしておきますよ。

以前、仕事上のある出来事のせいで、とにかく苦手になった人がいます。
単に「生理的にダメ」とか「相性が悪い」とかいう次元の話ではなく、人としての品格が欠けているとしか思えない人。自分が対峙する人を、社会的・組織的立場が自分より上か下かでしか見ようとしない人。自分より「下」だと思った相手には、立場を振りかざしてとことん攻撃したり、はては人間以下の扱いをするような人。
私もひどい目にあったので、その人には、もう可能な限り近づかないようにしています。
でもある時友人が、私とは全然違うルートで、仕事とは離れた場所でその人と知り合いになったらしく、「○○さんって知ってる？面白くて良い人だよね〜。私大好き〜！」と言ってきました。
仕事から離れたおつきあいなら、仕事の上下関係が絡まなければ、きっとその人が良い人に思えるのでしょう。人に対する評価は人それぞれだから、それは否定できません。
でも私は、その人の仕事上のイヤな面のほうに晒されて、もう二度と関わりたくないと思いました。
今でも、その人の職場での評価や、仕事上でつきあうことになった人々からの評価は、途方もなく悪いのです。でも、本人はそのことにまったく気付いていないようです（気付いたら直すか・・・）。
そういったことを、能天気に「大好き〜」と言ってきた友人に対して、教えてあげたくなりました。
本当に、喉元まで出かかりました。私はこんな目にあったんだよ、あの人にはこんなマイナスな面があるんだよ、最低だよ、と。
でも、ひとりの人の印象や評価は、それぞれ自分の経験から生まれたものが本物だから、横からあれこれ言うことじゃないですよね。私自身についても、好きでいてくれる人もいれば苦手だと思っている人もきっといるでしょう。例えば同じ「好き」でも、その人をどの角度から見ているかで、「好き」の内容も違ってくる。人の見方は人それぞれです。
だからその友人には、言いたい言葉をぐっとこらえて「へ〜・・・？そう・・・？」とあいまいな返事をするだけにしました。
友人は、話に乗ってこない私を、不思議に思ったかもしれません。
私は今でも、社会人としてのその人を思い出して、ああはなるまいと、反面教師にしています。
あ、私の職場の人ではありませんからね、念のため。外の人ですからご安心くださいまし。