今週末は基金が主催の日本映画特集上映でした。
去年まではICAで開催していたのを、今回初めて会場をハマースミスに変更。
でも担当者が想像していたよりお客さんの入りは悪くなかったみたいです。
事務所のスタッフにも動員がかかっており(あ、そんなこと言っちゃいけなかった?)、私は『カナリア』『わらう蛙』『空中庭園』を見ました。どれもかなり楽しめました。
カナリア』=今頃、あのカルト教団の子供たちは実際どうしているのでしょうね。なんか親の勝手でああいう状況に否応なく放り込まれたら、自分だったらどうなるだろうと思わずにはいられませんでした。
『わらう蛙』=配役の妙が冴えてるなぁと感心。大塚寧々ってやっぱりかわいい〜。長塚京三はたしか1990年代後半に『恋と花火と観覧車』という映画で松嶋奈々子と共演していて(そういえば当時はまだロンドンにいた熊川哲也もラジオのDJ役で出演してましたっけ)、その頃は「不倫してみたいオジサマ」像の代表格だったと記憶していますが、まぁ役柄もあるんでしょうけれど老けましたかね。
空中庭園』=イントロの揺れる映像がずっと続いたらどうしよう、乗り物酔いしそうじゃないかと不安になりましたが、これも奇妙で面白い映画でした。小泉今日子の壊れかけた心理の演技、怖くて最高。大楠道代の祖母もカッコよかったです。