akiko_uk2007-03-04

バーゼルミュンヘンの旅(くどいようですが一部出張)から戻りました。
ミュンヘンの会議は、傍聴する価値ありました。基金の今後の日本研究支援を考える上で、たくさんの検討材料をもらった感じです。最後に言いたいことも言わせてもらいましたし。ただしそのせいでその場の空気がものすごーく白けてしまいましたけれど。
バーゼルのカーニバル、面白いです!
音楽隊が旧市街を3日間練り歩くのです。横笛(ピッコロかな?)と太鼓が基本。小さいグループは1人、大きいのになると数十人。笛だけ、太鼓だけもあり、ブラスも加わる大規模な隊あり。でも横笛が基本の隊が多いので、なんだかとってもかわいいのです。友人宅は旧市街にあるので、明け方までピッピロピッピロと下の通りを行きかっていました。音楽のほうはけっこう練習するらしいです。
それでみんな仮装しています。これが必須。隊毎におそろいの衣装です。鼻の大きな怖い顔をしている被り物が主流。ルーツはキリスト教以前にまで遡るそうで、怖いマスクで冬を追い出そうというものらしいです。
☆ちなみに、翌日の午後になっても、まだカーニバルの衣装を着たままビアホールで飲んでいる一行がいたのでした。その写真です。

また3日の間は、各グループの本拠地っていうのでしょうか、普段集まる場所を一般にも開放していて、そこでビールやおつまみをいただくことができます(有料)。観光客や市民はもちろんのこと、音楽隊も休憩にやってきます。更にそこに、流しの漫談師(?ギターにあわせて風刺やギャグのネタを披露する人たち)が入れ替わり立ち代りやってきて、お客さんを笑わせてゆきます。私たちもひとつそういう場所に入ってみました。漫談はバーゼル訛りのドイツ語だそうで、友人ですらほとんど聞き取れないと言っていましたが、周りの人たちの反応を見るのは面白かったですし、楽しい雰囲気にのまれてこちらまで楽しくなりました。近くに座っている人たちが話しかけてきました。そのうち2人の男性は、2人だけの笛グループで今年から参加していて、横にいる別の女性が衣装を作ったとのこと。今は休憩中、楽しみながら、休みながら、マイペースで参加しているそうです。こういう時でもちゃんと英語(私向け)と標準ドイツ語(友人向け)が即座に使い分けられるってスゴイなぁと感心。
旧市街は細い通りが入り組んでいますが、大きな広場もいくつかあって、そういう所では大規模な楽隊が立ち止まって演奏していたり、山車が行きかったりしています。山車からは、飴やオレンジやミモザの枝が観客にばら撒かれます。ミモザの枝をたくさん持って歩いている人がたくさんいましたー。そして山車からも、歩く人の間でも、コンフェッティと呼ばれる色とりどりの紙吹雪が投げられます。3日目の夜ともなると、広場は紙吹雪が積もって大変。でもきれいなんですよ。
カーニバルが終わると、春はもうすぐ。