バルセロナに行く時、ヒースロー空港内にある施設で「iris=目の虹彩」の登録をしました。出張の多いテニス仲間のおじさんに、話は聞いていたんです。登録すると、入国審査の時まったく並ばないで、パスポートすら見せないで、すぐに通過することができて楽だよ、と。いいなぁ、やってみたいなぁと思いつつ機会がないままだったのですが、今回、搭乗ゲートに向かう途中にひょっこり部屋があるのを発見し、うれしくなって即飛び込んで手続きしてもらいました。
手続きは簡単。パスポートを見せて係りの人が名前などを登録した後、眼科にある検査機械のようなものの前に座って箱の中を覗き込み、瞳の映像を撮影するだけです。
ただし、私の場合、その撮影がぜんっぜんうまくいかなくて、最後の方は「もうちょっと目を見開いてー」と係官に言われたりして。
勘弁してよ・・・私の目はガイジンさんみたいに大きくないんだからさ・・・そろそろ搭乗しないと・・・
このまま成功しなかったらどうしようと思いましたが、なんとか完了。
そして翌日帰国した時。今まで気付きませんでしたが、たしかにパスポートコントロール部屋のいちばん端っこに、機械がありました。機械の手前と奥の両方に自動ドアがあって、ひとりずつそのスペースに入り、機械に覗き込んで瞳が認証されたらもうひとつのドアが開くという仕組み。あれだけ時間がかかって撮影したけれど、認証は超あっさり!いやー、こんなに楽ちんで通過したの初めて!便利ですね〜。非EU諸国民にとって、あのパスポートコントロールはほんとに苦痛ですからね。どういうわけだか私はヒースローで待たされなかったことがなくて。日本から遊びに来る友達には「あそこ超待たされるから本とか持ってたほうがいいよ!」とアドバイスしているくらいなのです(しかし決まって友達は「そんな待たされなかったよ」と言うんですよね・・・。なんで?)
この機械、ヒースロー以外の空港にもあるといいんですけどねぇ。どうなんでしょう。あと、この登録が有効なのは私の今のビザが有効な間だけだそうです。