コッツウォルズ

akiko_uk2006-08-29

28〜29日の1泊2日で妹と一緒に、コッツウォルズCotswoldsへドライブの旅へ行ってきました。
コッツウォルズはおおまかに言ってロンドンの西〜北西に位置するエリア。きれいな黄土色(ガイドブックには蜂蜜色と書かれている)の石壁の古い家の立ち並ぶ村が、のどかな自然と広い牧草地の合間に点在する、とても雰囲気の良いところです。観光地としても人気。また都会の人々にとって、この地域に家を持つことは垂涎の的。
ヴィクトリア駅近くでレンタカーをしました。これが意外にも時間がかかって、出だしからいきなりつまづいた感じ・・・。だって行列が出来ているのに、ペーパーワークに時間がかかるんですもの。その上、なにかといちゃもんつけて時間をかけるうざいアメリカ人がいるし。私はネット予約していったのでまだ早いほうでしたが。
でも連休最終日で車が出払っているせいでしょうか、プジョーの何とかクラスというオートマではいちばん小さい車種を予約したのですが、実際に当たったのはほぼ新車のベンツA170。ちょっとラッキー。ベンツ運転するの初めて!

ブレナム宮殿 Blenheim Palaceウィンストン・チャーチルの生家、マールボロ卿の住居。広大な敷地にびっくり。敷地の一角では、民芸品を売るテント、開店木馬、食べ物の売店などが集まる、いわゆるフェアを開催中。いちばん驚きで見入ってしまったのは、鷲や鷹やフクロウなどの猛禽類のショー。1羽ずつ紹介しながら、鳥によっては会場のはるか上空を飛びまわらせて、でもちゃんと鷹匠の腕に戻ってくるという。野生で見たらコワイ鳥なのに、みんな鈴をつけていて(飛び回るとチリチリ音がする)、ショーの時間以外は鎖につながれていて・・・よく世話されているみたいだったけれど、やっぱり、幸せじゃないよなぁと思ってしまいました。

バイブリー Bibury
ウィリアム・モリスが、英国でいちばん美しい村と讃えた』といわれる村。見るべきものは、スワン・ホテルあたりのほとんど1ヶ所にかたまっています。スワン・ホテルにチェックインし、アフタヌーンティーをした後に村を散策。ホテルの前にはきれいな川が流れていて、トラウト・ファームの外なのに鱒が泳いでいます。鴨ものんびりしてます。ホテルのすぐ目の前の、鱒の養殖場トラウト・ファーム、閉園45分前に入ったら、入場料を1人分負けてくれた上、鱒のえさもサービスしてくれちゃいました!鱒にえさをやるのって意外と楽しいのでした。いくつもある生簀(というか普通の池)には鴨や白鳥もいて、鱒とえさを取り合ってます。中でも白鳥は私の目の前に陣取り、えさを食べると「フゴッ」と鳴いてえさを催促。池にまくと白鳥でさえ襲いかねない勢いの鱒がむらがってくるので、白鳥の分は土手にまいてあげました。ファームの向かい側から散歩道public footpathを歩いて、絵はがきの図柄になる小さな家が並ぶ200メートルほどの小道アーリントン・ローに出ます。ナショナル・トラストに入っているこの道のために、妹は募金箱にコインを入れてました。夜はホテルのパブで鱒の塩焼き。とてもやわらかくて美味しかったです。
翌朝はバイブリーをもう少し散歩。英国の田舎の風景は、ちょっと北海道に似ています。ロンドンから日本人専用の日帰り観光バスも到着していました。

ボートン・オン・ザ・ウォーター Bourton on the Water川の周辺と住宅街の裏道を散歩。バイブリーと比べるとかなり観光地化されていてちょっと興ざめ。本当は博物館や教会など見所もあったのですが、あまり長く滞在しませんでした。英国人(?)の高齢者の団体旅行のメッカなのか、やたらとお年寄りが多い!「ここ、巣鴨?」状態でした。あと、この村名は長いので、道路標識が時々Bourtonだけとか、Bourton o t Waterとなっていました。Staw on the WaldもStawだけだったり。標識を頼りに運転するときは注意ですね。

スードリー城 Sudeley Castle
古い城址と美しい庭園の場所。いくつかある中で、特にSecret Gardenという名前の庭園がとてもとても素敵でした。オススメです!

スードリー城からオックスフォードまでてくてくとドライブ。お城を出た10分後、豪雨とともにあられが降ってきてびっくり!また、地元の人は片側1車線のローカル道路でも半端なくスピードを出すのでけっこうビビリました。時速80キロでも遅くてどんどん抜かされました。まぁ、英国のドライバーは市街地ではけっこうおとなしめな運転でも、いったん高速に乗ったり田舎に行ったりすると、性格が変わったかのように飛ばしますねー。

以上、車を止めて散策したスポットは多くないですが、美しい景色をずっと眺めていられて、清清しい空気を吸って、良い気分で帰ってきました。