イギリスの英語
英国に来て2年が過ぎ、英語にもだいぶ慣れました。私のベースはアメリカの英語なので、はじめの頃は「これが同じ英語なのか」と驚きの連続でしたし、今もってしても新たな発見があったりします。
今日はそのいくつかをご紹介したいと思います。
- Mind 〜
mind the gap、 mind the doors、 mind your step
ロンドンで地下鉄に乗ると必ず一度は耳にする、あの独特の抑揚のアナウンス「Mind the gap」に代表されるMind〜。
アメリカならWatch か Be carefulですよね。
- Aさん:「Have a nice weekend!」
Bさん:「And you!」
これは驚きでした!発音としては「アンジュー」に聞こえます。
アメリカならYou tooですが。
- Alight here for British Museum
アメリカならGet off〜。Get off なら、その表現を知らなかったとしてもoffという単語から動作を連想できると思いますが、alightって言われても想像つかないですよね?
- You all right?
「ユーオーライ」ではなく「ヨゥライ」と聞こえます。語尾はそれほど上げません。「どうも」「やぁ」「おっす」のようなくだけた挨拶で、上流階級の人や公式な場では使われないと思います。
アメリカならWhat's up man?あたりでしょうか。
- You know what I mean?
このフレーズ、いわゆる労働者階級の人がよく口にする印象があるのですが、いまだに発音が真似できません。標準英語的に読むと「ユーノーワタイミーン」ですが、違うんです、もっと難しいんです。いつか言えるようになりたい・・・って言えても使う場面はないような。
日常生活に関わること、例えば交通機関、配達、工事、修理etc.そういう分野で働き顧客と接する人の多くは労働者階級と思われる人たちで(やっぱりオックスブリッジ出身者の確率は高くないでしょう)、彼らの英語を解することは英国で生活してゆく上で重要になってきます。でも、BBCのアナウンサーの英語より、配管工のおっちゃんやタクシーの運ちゃんの英語のほうが、確実にわかりづらいんですよね。もっともイギリス人でも聞き取れない時もあるらしいですが。わからない時は何度でも聞き返す。これが必須です。