カドガン・ホールでコンサート

akiko_uk2006-04-24

☆写真はMan of Aran Cottageで撮影中のクルーとカメラを向けられるモーラさん。ちょっと暗くてわかりづらいかもしれませんが。

今晩はカドガン・ホールCadogan Hallでコンサート鑑賞。
English Chamber Orchestra。
指揮・ムラナカダイスケ氏(日本人)、ピアノ・オガワノリコさん(日本人)。
演目・武満徹の「How Slow the Wind」、ベートーベンのピアノコンチェルトno.3ハ短調Op.37、モーツァルトのフルートコンチェルト、ラヴェルの「Le Tombeau de Couperin」。
日本人出演、日本と縁の深い作曲家というわけで、お客さんも半分以上は日本人だったような気がします。協賛している企業が動員かけた(チケット配った)、という側面もあるとは思いますが。
オガワさんの技巧は本当に見事です。あんな難しい曲を完全に暗譜で。
でも、大きな声では言えませんが(ってブログで書いていては意味ありませんが)、私は最後のラヴェルの曲がいちばん良かったです。CD買っちゃおうかと思ったくらい。普段、クラシック系のCDを自分で買うことってまずないので、これは我ながらすごいことです。
武満の曲は、調和と不調和の境界線ギリギリのところを通りながら、はかなく美しい音色を奏でていると思いました。頭の中で秋の日の風をイメージしながら聞きました。でも、演奏している方が、明らかに自信なさ気だったのが残念。2曲目以降、ほっとしていつも調子に戻った。そんな感じが伝わってきちゃいましたよ。聞けば、武満を演奏するのはほんとに初めてだったらしいです。