今日の愛ルケ、愛読してます(遅い?)

やれやれ、今週もやっと終わりました。
比較的落ち着いていたこの週、けれども来月半ばで契約が切れるスタッフの後任を月末までに決めなきゃならないわ、フェローシップの審査を来週前半で終わらせなきゃならないわ、第3四半期の会計報告書に目を通して回さなきゃならないわ、春のフェローOB会の準備を進めないとならないわ・・・∞ と書き出すときりがありませんが、とにかく来週以降は嵐の予感満点です。

ところで、『今日の愛ルケ』、読んでますか?
にっけいしんぶん新聞というブログの一コーナーで、日経新聞連載小説『愛の流刑地』をつっこみまくる、激オモシロな文章です。
なにをいまさら、と思った方、ごめんなさい。もう1年も前に「AERA」に紹介されていたようなのですが、私はずっと知らないままで。でも今から1ヶ月ほど前になってやっと読み始めました。
そうしたらこれがもう病みつきになる面白さです。あまりに面白くて、2004年11月にアップされた第1回に遡って、そこからずーーっと最新の回まで読み込んでしまいました。やっと現在進行形で読めるところまで追いつきましたよ〜。
この『今日の愛ルケ』、何が面白いって、この作者<にっけいさん>のつっこみの上手なこと!!もうほんとにすごおいんです!時たま登場する「愛ルケ劇場」=連載の舞台裏を揶揄した<にっけいさん>オリジナルの寸劇シナリオも秀逸。そして、<にっけいさん>の子供の頃の話や、この頃は何が流行っていて、というようなネタも共感。彼はどうやら同年代の人のようです。『今日の愛ルケ』コメント欄に何度もカキコまれていましたが、絶対に単独で出版できるレベルの高さです。むしろ普通の文章で書かれているので『電車男』なんかよりずっと読みやすいかもしれません。そして短期間で最初から通しで読んで感心したのは、文体やつっこみ姿勢が一貫してブレていないこと。同じ調子で長く書き続けるって難しいと思うんですよね。翻って、私、試しに半年前に書いたブログに返って読んでみたら、なんかもう恥ずかしいですもん。
って私が抽象的に絶賛するよりも、まだ読んだことがない方、ぜひ!!絶対はまります!
『今日の愛ルケ』以外の日経記事の解説も読みやすくて面白いですよ。金融のお仕事に就かれている<にっけいさん>が素人にも金融のことをわかりやすく噛み砕いてくれています。というより、『今日の愛ルケ』はにっけいしんぶん新聞の一部分なんですよね。

ところで・・・『愛の流刑地』作者の渡辺淳一氏。何を隠そう高校の大先輩です。大先輩っていうのは、偉大!という意味ではなく、ものすごく年上の先輩っていう意味ですが。私が現役高校生だった頃、あれは何の作品だったのか忘れましたが、渡辺氏原作のドラマの撮影が我が母校の校舎で行われたことがあったらしいです。その話を後日、何の教科だったか忘れましたが不在だった先生の代わりに授業をしにいらした教頭先生から聞きました。なんでも教頭先生、そのドラマに「出演」したそうで。ひとけのない放課後の図書室、見回りに来た教員から息を潜めて隠れる主人公・・・たしかそういう設定の、その教員役だったようです。ただし顔は写らず、足元と「コツ、コツ」っていう足音だけの登場だったとか。そんな話をうれしそうに話していた教頭先生(授業中)。自分の高校時代の思い出に教頭先生が出てくるのは、後にも先にもこの代理授業中のドラマ出演ネタのみです。