美味しい家庭料理 & 旧式ダブルデッカー

バス

今日は鹿内家の夕食にお呼ばれ。明治神宮の職員でSOASで博士過程在籍中の今泉さんと一緒におじゃました。
ハロッズケンジントンガーデンに挟まれたかたちの一帯は、とても静かで落ち着いた高級住宅街。同じEnnismore Gardenエニスモア・ガーデンの別の建物から、今春引っ越された今のフラットは、とても広くてゴージャスだった。
それにおばさまお手製の日本の家庭料理は、日頃そういうものになかなかありつけない&作らない私にとっては、まさに天の恵みのよう。
楽しいおしゃべりと美味しいお料理で、幸せな夜だった。

☆写真は、ロンドン市内を走る旧型のダブルデッカー(バス)の中。たまたまお客さんがだ〜れもいなかった。この旧型バス、最初は「きれいじゃないし、通路は狭いし、降りる合図もボタンじゃなくて、バスが走っていて足元が不安定な中、小さな座席からはみ出したイギリス人の巨体を掻き分けて降りなきゃいけないし」といった諸般の事情から、好きになれない時期があった。でも今ではこっちのほうが断然良い。外見も内側も味があるし、バス停じゃない場所でも赤信号で停止しているだけでも乗ったり降りたりできて便利。新式の近代的なバスは、運転手が操作しないとドアが開かない(当然だが)上に、よほどひどい渋滞でもない限りはバス停にたどり着くまではドアを開けてはくれない。バス停以外の場所でドアを開けることが原則禁止になっているからだ。本当はこの旧型バスを残してほしいのだが、車椅子の人が乗れないし、乗り降り自由な昇降口がEUの安全基準にひっかかるとかいう理由で、どんどん新しい車種に切り替えられている。私がよく乗るバスのうち、22番と19番は、この1年の間にほぼすべて新型に変わってしまった。