Battersea Dogs Home

akiko_uk2005-09-11

<突然だが、ただいま11日午後10時20分、先日このブログに書いた階上の住人の音楽がまたしても我が家にも良く聞こえるようBGMをかけてくれている。今聞こえているのはOn the Wings of Loveだったっけな?メローなラブソングである。>

さて、今日は知人のミチコ&ロディー夫婦に誘われて、近くのBattersea Parkバタシー公園で開催される、『犬の同窓会』を見に行った。
バタシー公園のすぐ近くに、Battersea Dogs Homeという場所がある。Battersea Dogs & Cats Home
日本には同じような施設がないような気がするので適当な訳がみつからないが、捨て犬センターみたいなもの。文字通り捨てられていた犬から、飼い主の健康上の理由や引越しなどで手放さざるを得なくなった犬たちも含まれる。ただここでは、飼い主がいない犬を愛情を込めて面倒を見つつ、社会に復帰できるよう(つまり新しい家庭にもらわれていっても大丈夫なように)、健康管理としつけを行い、新しい飼い主に引き渡す、という貴重な仕事をしている。飼い主として犬をもらい受ける資格審査がかなり厳しく(庭はあるか、犬をきちんと養う収入があるか、散歩には毎日連れてゆけるか、等々。そういう条件を満たさない人は犬を見せてもらうことすらできないらしい。)、そのため、ここから犬をもらうことはひとつのステータスシンボルにもなっているという。あのエルトン・ジョンもここから犬をもらったらしい。そしてミチコさん夫妻が飼う犬、モリーちゃんも、ここからもらわれてきたコッカースパニエルだ。
思えばミチコさん夫妻と最初に会ったのも去年のこのイベントだった。

<おっと、階上のBGMが今度はカントリーミュージック
そしてこのHomeが年に一度、もらわれて行った犬とその飼い主が参加するイベントAnnual Reunionを開く。つまり卒業生とその「親」たちの『同窓会』なのです。

私たちの場合、最初は、各自が一品持ち寄って公園でランチピクニックもする予定だったが、いつ雨が落ちてきてもおかしくない空模様だったので、まずミチコさん宅に集合、ごはんをいただいてから車で公園に移動することに。

<階上のBGM、今度はエルビス・プレスリーにチェンジ>

現代トラベルの近藤さん持参の鳥唐揚げと枝豆が最高!これぞ日本の味。
公園にはたーくさんの犬、犬、犬。みんなBattersea Dog Homeからもらわれていった犬たちだ。すごく小さな小競り合いはあるけれど、大概はみんなおとなしく、他の犬と会っても騒がないし、人懐こい。当然ながら飼い主はみんな犬好きだから、隣の人とお互いの犬のことを話し合ったり通りがかりの犬でも気軽になでたりしている。
美男(犬)・美女(犬)コンテストあり、屋台あり、犬が遊ぶ出店みたいなもの(全部無料)あり、の見ているだけで楽しい場所だ。
犬が遊べる出店とは、おもちゃやおやつが両側にたくさん並んでいる道を、誘惑に負けずに飼い主のところにたどり着けるか!?コーナーや、障害物競走コーナー、金魚すくいならぬボール&浮き輪くわえ取りコーナーなど。我らがモリーちゃんも「誘惑に負けず」コーナーに挑戦!見事、すべてのおもちゃとおやつをチェックしてからゴール!「おやつの食べすぎで帰りに車酔いしないといいわね」と係のお姉さんも苦笑するほど。こういうコーナーも、競争はなく、どんな結果になっても参加賞としておみやげがもらえるようになっているのもほほえましい。

とっても和やかな午後だった。
ちなみにBattersea Dogs Home、正式にはDogs and Cats Homeなのだそうだ。キャット・ホームもある!今日は猫の日ではなかったが、ホームページの写真がかわいい・・・

今日の衆議院選挙の結果を見た。自民党の圧勝にも驚いたが、もっと驚いたのは、北海道の比例区新党大地公明党より多い得票だったこと、そのせいでムネオが当選したこと。40万人もの人がこの新党に投票したことになっているが、どのような考えでこの党を選んだのか、聞いてみたいものだ。この党に投票するってことは、事実上ムネオに投票するのと同じ行為だと思うから。政治の中枢に分け入って実力行使をすることがもはや期待薄な彼に、いったい何ができるというのか。
そんなことより、父が当選してホッと安心。

<階上のBGM、オールディーズに。コロコロ変わるなぁ。>