akiko_uk2007-03-18

今日は友達と一緒に「The International Food and Drink Event」というイベントに行ってみました。
IFE 2019 - Welcome to IFE
本来の目的は、食品会社がブースを出し、宣伝と商談をするためのものなのだと思いますが、もちろん一般ビジターも受け入れています。ただし30ポンドもする当日券を買うよりも、事前にネットで登録すれば無料でパスをもらえるということで、私たちは登録していきました。
ロンドンの東、ロンドン・シティ空港の近くにある幕張メッセのような巨大なイベント会場に、もう一体何百あるのかわからないくらいのたくさんのブースが出ています。
それぞれ商品を並べていますが、なんてったって試食・商品お持ち帰りの嵐です。試食だけで腹十二分目になれます。
その中で、日本企業及び日本食関連会社は一致団結してひとつのエリアにかたまり、日本パビリオンを形成しています。デザインも統一してます。そのデザインや会場設営コーディネートは、テニスの会でご一緒している方の会社が手がけていたのでした。会場でご本人にお目にかかってびっくり。
食品と一口に言っても、カルピス、お茶、日本酒、冷凍すし、寿司メーカー、お菓子などの中小企業もあればミツカンやS&Bあり、また日本食材を製造販売しているイギリスの会社クリアスプリングもあり。こちらではまだ販売されていないけれど、とにかく知ってもらいたい、できれば販売ルートを作りたい、という地方の企業もいくつか出ていて、頑張っていらっしゃいました!
そうそう、寿司メーカーとは、にぎり寿司や手巻き寿司を作る機械です。いやぁ、こんなものがあるんですね〜。実演を見て思わず「へえぇぇぇ」と声をあげると、お寿司を作っているお姉さんが「へぇぇ、って感じですよね〜」と笑ってくれました。
また日本パビリオン特設イベント会場では入れ替わり立ち代り実演と試食イベントが。私たちが見たのは「UMU」のシェフによる、和食の「だし」についての解説と実演。シェフはご実家が京都の料亭なのだそうで、まさに本場仕込。加えて英語の説明も非常にお上手でした。最後は温麺がふるまわれました。美味しいだし、こちらでは手に入らない生の三つ葉に生のゆず皮・・・文句なしによいお味でした。

日本パビリオンはジェトロが出資していて、駅から会場へ向かう通路に横断幕をつけたり、振袖のお姉さんが宣伝のプラカードを持って歩き回ったりしていて、全体としてとても頑張っているなぁという感じでした。

全部のブースに立ち止まったわけではないのに、日本のブースを巡るだけで2時間近くもかかりました。立ち止まる時は、色々お話しを聞いたりしてましたからね。あと、ある日本酒のメーカーの営業さんとは、ひょっとしたら将来何かイベントを企画できるかも・・・ということで連絡先を交換しました。今日唯一の「仕事」っぽい出来事でした。
その後、「世界の食」の他の国のブースや(イタリアとギリシャはとっても大きなスペースを取っていました。ヨルダンのオリーブオイル、チュニジアのフルーツゼリー、イタリア・ソレントのレモンピール砂糖漬けもけっこうイケました)、チーズ、ベーカリーといったエリアも見て回り、気がつけば5時間も会場内を歩き回っていました。少し立ち止まってチーズを試食して、また歩いてハムを試食して、またまた歩いて焼きたてワッフルをもらい、その先で中国茶をすする・・・。まるで巨大なデパ地下で試食して回ってる感覚です。そしてそんなに歩いたのに、実はまったく見ていないエリアがまだあるのです。すごいですよね〜。

「私たち、ビジターなんですけどぉ」と一応商売相手ではないことを明らかにしても、大抵は「どこから来たの?日本?日本には去年行ったよ」なんて気さくに応じてくれて、少しおしゃべりすれば商品をプレゼントしてくれる会社も多かったです。
というわけで、本日のありがたい戦利品はこちら。

それからオランダのチーズ会社のブースにて「新商品!バジルチーズ」なるものを
発見。ホント、バジルの香りと味がいっぱいでした。見た目もけっこう鮮やかな緑色。

とっても楽しい一日でした♪