旅報告・ロカルノ国際映画祭

レンタサイクルまで豹柄!

スイスのロカルノに2泊してきました。
ちょうどロカルノ国際映画祭開催中。というか、それに合わせて行ったんです。
小さい町なので、ほんと映画祭一色。至る所に、映画祭のトレードマークの豹柄(マーク、というか、柄ですねホントに)。

夜は2本映画を見ました。
1本目はイタリア映画「Jimmy della Collina (Jimmy from the Hill)」。なんか暗くて、でも掘り下げ不足でいまいち理解できない作品でした。主人公役の俳優さんはかなりイケメンでしたけど。人生の目的が見出せず、かといって仕事もしないでぶらぶらしている若者。作品の上でもハンサムな男の子という設定なようで、母親と売春婦から異口同音に「俳優になったらどう?」と言われるのですが、思わず「すでに俳優じゃん!」と心の中でつっこみを入れてしまいました。
2本目は「La Liste de Carla」というスイスのドキュメンタリー映画。上映開始は深夜0時頃だったと思います)この作品は、ロカルノ映画祭といえばピアッツァ・グランデと言っても過言ではない、ピアッツァ・グランデ広場に特設された大スクリーンでの上映。国際犯罪裁判所の検事、Carla Del Ponteさんという女性が、10年前のセルビアイスラム教徒虐殺事件に関与した軍部の指導者(ほとんどが逃亡中)を裁判にかけるべく奮闘する姿を追った作品でした。ご本人も会場に来ていました。
土曜夜のグランド・ピアッツァにこんな硬派なドキュメンタリーを持あってくるとは、ロカルノも以前とはポリシーが変わったのかな、と思いました。審査員の顔ぶれもなんとなくシブイし。日本人の諏訪敦彦監督(『M/OTHER』でものすごく感銘を受けて以来、好きな監督さんです)も審査員のひとりになっていました。

下の写真は「La Liste de Carla」上映前の会場。